今日も学校へ行ってきた、授業をさぼってしまった

今日は朝から学校があったのだが、本当に行きたくなくてさぼってしまった。
しっかりせんと。
半年以上学校に通ってなかったわけだから、そりゃ堪えるのだが、無理せずがんばらないと。
さぼった授業は、教官があまり好きではないのである。


昼から、実験のオリエンテーションへ。後期は二つも実験がある。
この実験の日程はすでに決まっていた。10月はこの実験だけは通うだけでよい。
レポートもすでにある。
オリエンテーションは、昨年と同じくぐだぐだしていた。
別にどうということもない。


それから図書館で、カントールの本を読んでしまって、ボルツマンと同じ時代の集合論のお話であるが、
もし神様に、カントール連続体仮説かボルツマンの統計力学か、どちらかを一か月勉強して、
テストが碌にできなかったら、死刑にする、といわれたら間違いなく統計力学を私は選ぶだろう。
そちらのほうが、まだ生き残る可能性があるような気がする。


カントールの仕事を引き継いだのは、有名なゲーデルであるが、彼もカントールと同じように無限というものに取り組んで
精神を病んでしまい、最後には餓死してしまう。
ボルツマンも最後は首つり自殺だったし、あの時代の大陸の知識人というのは精神を病みがちだったのかしら。
それとも偉大な知性には、憂鬱がつきものなのだろうか。
ボルツマンの本は、理解できないところなどはあまりなかったが、カントールの本は一般啓発書でも
さらっとすぐに分からない部分が多々あり、集合論というのはややこしいからいい具合に飛ばし読みした。
それで自分の中に何が残ったかといえば、あんまりなにも残っていない。



それから映画の無料券があったので「猿の惑星 創世記」を見に行った。
猿の惑星のリメイクなのかどうかはしらない。
そもそもなんで猿が地球を支配するに至るのか、というところを描いたのはこの映画が初なのか?
正直、感動したとか、すごいアクションだったとか、そういうことを感じる映画ではなかった。
金曜ロードショーとかで家で寝転がりながら見るべき映画だと思った。
これだったら「コクリコ坂」をもう一度劇場で見ればよかったと激しく後悔。
ハリウッドか何かわからないが、アメリカ映画にはよくだまされる。
バイオハザードなんてのをノリで言ってしまうわけだが(ゲームが好きだから)
毎回ろくでもない気持ちになって映画館をでることになるのだが、なぜか次に行く時は忘れている。
しかし最近見たアメリカ映画では「ブラックスワン」はとても良い出来だった。
稀に当たりがあるから分からないものである。


三谷氏の映画は十月末公開のようだ。


映画館から帰った後、図書館に行って電磁気学のお勉強をする。
一応8章を終えた。
マクスウェルの方程式を導いて、二つの電荷を帯びた粒子が飛んでいるところを考えて、
ローレンツ力だったか(うる覚え)を考えて、式で表示するわけであるが、
ここから数学を使って(ベクトル解析を使って)、数式に変形を加えて、
電磁エネルギーだとか、ポインティングベクトルだとかそういうものを導いた。
次の章は本格的に電磁波をやるようである。


そんなことを考えながら、もうひとつ演習のために買った本を見まわしたのであるが、
・・・もしやこれは電磁波はあまり詳しく取り扱っていないのかしら、と思った。
最後にポインティングベクトルなど定義していたが、どうなのかしら。
場合によっては砂川氏の物理テキストシリーズも読んで、それからその演習書もやろうかと
ふと思い至ったのであるが、(しかし物理テキストシリーズまで電磁気は育ててあげようと思っている、
一応電気工学を専攻しているわけだし)
後期中は大人しくそんなに手を広げないでおこうかなとも用心する。


それからとうとう「確率統計」も勉強しようと思い始めた。毎日数問であるが、取り組んで、
(目安は二問程度)後期中にじっくり副業としてやろうと思う。
なぜ確率統計、あとはランダム過程などを勉強するかといえば、まずはデータ処理をするときに
きっちりとにわかの知識だけだと面白くないため。
あとは統計力学量子力学など春ころには取り組みたい科目に必要なため。
データ処理に関しても一冊はきっちりとしたものを読むみたいし、面白そうな物理学にも必要だし、
そういうわけで一日30分程度は取り組もうと思ったのである。
ということで今やっているのは、「電磁気学」と「確率統計」となったが、もうひとつ「電気回路」もしないといけない。
電気回路は結構早急に必要だとは思うのだが、勉強が間に合っていない。
電気回路の単位はとっているからそのためではないのだが、実験でレポートを書くときに
電気回路を勉強していないと、その場で勉強するのは結構時間がかかるし、
来年どのような進路に行くにしても、電気回路と電磁気学は試験で問われるのでやっておかなくてはならない。


電気回路、電磁気学統計力学量子力学微積線形代数微分方程式偏微分方程式複素解析フーリエ解析
それから英語をそろえれば、他の大学院にも行けるわけだが、結構歳をとりすぎていて、
留年しすぎて親がすねているので、望みはないだろう。
しかし、このうち、電磁気は取り組んでいるし、微分方程式も自分で取り組んだノートがあるし、
フーリエ解析もある。微積もある、と思うと英語をそろえたら何とかなりそうではあるが、
いまは目の前のことに集中しておいたほうがよいだろう。
昨年は次のことを意識しすぎて自滅したのである。
公務員かしらね、勉強したら留年してても大丈夫だろうし。
就職のことを多留している身で考えると鬱になるので、今はすべきことをするし、目の前のことを楽しむ。