新生活も一か月

新生活も一か月たった.
その間に,東京から地方へと研修場所が移り,今は工場で研修を受けている.
工場だから当然高卒の人もいて,合同で研修などしていたり.
これ結構,面倒くさくて,朝からまるで中学校に戻ったかのような説教をされる.
説教をする側も大変ではある.
人事からしてみれば,高卒の人間が,良い労働力になるようになにかしなければならない.
そこで,どうやら「朝の説教」ということになるらしい.
彼らはおそらく30代で,見ていれば私などは何となく世代も同じであるし何を思っているのかある程度わかるのだけど,ときどきうんざりしているのが見える.
仕事で朝何か自己啓発的なことを話したり,説教をしたりしているのも,どこかで演技っぽさがでて,さらに仕事っぽさがでる.
きっとできるなら新人教育なんてやりたくないんだろうなぁ,食べるためにやっているのはわかるんだけど.
やるほうもやられるほうも,本当は誰も歓迎しない説教は,なぜか社会を成立させる建前としてそこにある,って感じかなぁ.


就職活動はあまりしなかったし,やったとしてもひどい出来だったわけだけど,研修でも似たようなことをする.
グループディスカッションとかなぁ.
就活に慣れてる人はこれをGDという.言われてびっくりした.そんな略語があるの.
これを研修でもやる.
はっきりいって不毛である.
学会で10分しゃべって質疑応答をそれなりにできる人でも,グループディスカッション不得意って人は結構多そう.
人事主導の研修でやるグループディスカッションのネタは,とにかくのりを大切に意見を言わなければならない茶番ネタが多い.
きっとこれも誰も得しないような種類のものだと思うけど,社会では大切な能力のように言われてるけど,そもそも何かを議論する態度ってこうなのかな.
昔いた研究室の会議のほうがまともだったように思う.
態度というかテンションが違ったけどなぁ,もっとこう・・・.


生活のほうが朝早く起きて,会社に行って,研修やって,定時に帰り,あっという間にアフターファイブが終わって,日々過ごすということをやっている.
びっくりするくらい毎日が速い.
これからきっとこういう風に,すぐに時間がたつんだろうなぁ.
学生のころと比べるとってのはどうだろう.
今のところは当然今のほうが楽で健康的である.
悩みってこんなにないのかな.


研究室時代の頃の自分を振り返って思うことがある.
もっと上司と話したほうがいいよ.
自分が思ってることをいったほうがよかったかもね.
そうしないといつか先細るよ.


眠い,寝よう.