進級要件を満たした、意外に成績良好

今日が試験結果の発表であったが、意外に成績が良かった。
今まで全部、「可」だったのだが、土俵際になって真面目になったので、自慢のためにここに書いておく。
進級要件も満たした。(自慢といっても来春から私は8年生(笑))


複素解析       優
統計力学       優
電気系基礎      優
電磁気学(初歩)   優
電磁気学(発展)   秀
離散回路       秀
キャリア教育     秀
実験(初歩)     良
実験(発展)     可
 

計 17単位


真面目に大抵の授業には出たし、中には完全無欠席という奴もある。さらにノートも完璧。
実験科目の成績が悪いけど、他が異例なだけで実際の人物がもろに出ていると思う。
私は基本的に堕落している生き物である。
進級したはいいけれど、おそらくここからが問題だろうと思う。
これから研究室選択、就職というハードルが私の前に立ちはだかっているが、それが問題である。
それにしても実験科目はあれだけ問題行動、おまけに教官からの叱責などがあったのによく単位がでたものだ。
一つはあまり大仰には言えないやり方で取ったけど、もう一つはまずまず自分の力でレポート書いて、
遅延はしまくったけど諦めないで提出したので、こちらは評価。


とにかく学校の勉強に集中したからだろう。昔はこの大学の科目に合わせて毎日を送るなんて律儀な考えは持っていなかったし、
そこが一番変わったところだろう。つまらない授業に出席してなるものか、と思っていた頃の自分とは変わったね、良くも悪くも。
授業に完全出席など、昔の自分が今の私を見たら「堕落」というだろう。


こうやって大人になって世間ずれしていくんだろうなぁ。とにかく建前を満たさないと・・・。
単位などという建前社会に設計したのは一体何処の馬鹿野郎だ。


今日はぐうぐうと寝ていたら、学科で知り合った人間から着信があり、研究室見学に行こうといわれて付き合ったが、
卒論の発表会があるらしく、どうにも上手く研究室見学できなかった。
また明後日にでも研究室見学をすることだろう。


実験科目以外の成績が良かったのは、真面目に出たのもあるし、いちいちこのブログに概要をメモしていたからだろう。
あれがいい復習になっていたのかもしれない。


それでも本当にいろいろあった学期だったなぁ。卒業旅行も行ったし、引きこもらないで色々な人間と関わったと思う。
実験の教官とも多少はしゃべったし、科目の教官にも質問したり話しかけられたりしたからなぁ。
就職活動の走りのようなものをして、世界を広げたのも多少モチベーションを補充できた理由だろう。
結構、オープンマインドな姿勢で臨んだのだろう。途中実験科目のために本当に退学を覚悟したけど。
「救う神」が二人降臨して、実験の科目一つ救済してくれたのは、これはもう幸運としか言いようがない。
自力でやるなら、毎週毎週もっと真面目にならないと駄目だった。できなかったのは限界というものがあったのだろう。
夏休みに、真面目にスウ氏のベクトル解析を解いたのも試験勉強がすぐに終わった一つの理由かと思われる。
特に電磁気学関係。
でも、他の自分がやりたいと思っていた勉強に全く手がつかなかったのは、非常に残念。
その余裕がないというのは、その程度の人間だということであろう。


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でも少なくとも去年の今頃よりは「幸せ」のように思う。目標を身の丈に合わせてサイズダウンさせたからだろう。
昨年の今頃、こんなことを考えていたのか。読むとぞっとする。
カフェで暇を持て余して本を読んでいたのは記憶にあるし、さらにそのカフェでトイレに行って、
その鏡を見たときの自分の顔の冴えなささ(明らかに環境要因によるもの)を見て、ぎょっとしたのも覚えている。
面構えが変わったかどうかといえば、全然変わっていないのだが、少なくとも昨年よりは幸せか。
今年よりも来年を幸せにすればよいだろう。それだけの話だ。


目標のサイズダウン、これを聞くと何とも言えない。今学期だって、先のことは考えないで学校のみに集中した。
とにかく寝て起きて、学校に行って、気分転換にネットはするけど、自分がしたい勉強などには手をつけない。
精神体力にも限界があって、それはまるで枯渇する石油のようなもので、有限な資源であるので大切に使った。
無駄遣いというのをしないで、ちょびちょびと要所要所で使う。
そもそも学校に行くだけで私にとっては精神エネルギーの消費が激しいので、ちょびちょびと。
これだけ他に目を向けないで、(就職活動は目の前だし、できれば大学院は他の大学へなど気を散らさないで)
目標をサイズダウンし学校にのみエネルギーを注いだのは、この学期が初めてであっただろう。
所詮、私のバイタリティーというのはそれだけ貧弱なものなのである。


私は自分の精神のタフさを昔は信じていたように思う。好きなことなら躁状態にもって行けた。
あれだけできるんだ、というイメージと、学校での実際のパフォーマンスの差にまいっていたのではないか。
「目標のサイズダウン」というのは、なんだか虚しいけど、この学期は有効に働いた作戦のように思う。
就職活動も基本的には「目標のサイズダウン」というのをしてやったほうが上手く行くだろう。
人生空しくなってきた。けれど、もっと地に足を付けて生きたほうがいいんじゃないかとも思う。