完成!

今日はお昼は寝て(今日というより昨日だが)、夕暮れからぼちぼち研究室へ。
最近取り組んでいる回/路の制/御に取り組んだ。これはもうクライマックスである。


昨日発見した可笑しな現象を取り除く作業をしていたら、指導の院生が来た。
それでぼちぼち話して、その後、準ボスが来て、わけのわからない現象が起こる旨を伝えた。
その後、二人で(というより準ボスが考えてくれた)原因究明をしていると、可笑しな事実がわかった。
それでその事実をもたらしている原因を探ると、自分でも予想外のことが制/御/回/路で起こっていることを発見した。
私が頭の中で考えたアルゴリズムというのは、決して間違いではなかった。
ただ、演算素子が予想外の動きをしていたのであった。
そしてその蟲を取り除くことに成功した。
結果が出るまで一時間程度かかるシミュレーションを終え、いい具合の結果に満足し今に至る。


ただ、院生との関係があまり良くない。なんだか私のやり方を否定するのに躍起になっているような気がする。
しかし、院生にもらった制/御/回/路より、はるかに私の制/御/回/路のほうが制御性能が高い。
「はるかに」という形容を付けてもよいくらいである。
もちろん、不具合を無くしたのはまだ報告していないが、
しかしながら報告したらまたいろいろ言われるのではないかと思うと、少しだけうんざりする。
私の感じすぎなのかどうかわからない。
もちろん院生が、学部のそれも8年生に負けるということはあってはならないことなのはわかる。
特に今の研究室は、ことに専門に対してはプライドのある連中である・・・。
私としては非常に厄介だ。


この見事な制/御/性/能を次にあるミーティングで報告する予定だが、
多分私が問題を解決したことを言わなければ、ミーティングで院生と直接対決ということになるだろう。
向こうは自前の制/御/回/路を提出し、私はまた別の格好、別のアルゴリズムで動く制/御/回/路を提案する。
審査員はボス達である。
向こうも制/御/回/路をある程度改良してくることを予測しても、私の方式に分があると思う。
直接対決するか?それとも衝突を避けるか。


ただ、研究室のような集団の中では、「ある程度できる」ということを周りに見せておくのも悪くない。
というよりそういうことが必要である。
そういうことをしたほうが生きやすい世界だと思う。
今回の件は、ミーティングでどんな評価が下されるかわからないけど、ぶつかりに行ってみようか。
とても迷う今日このころ。
とりあえず、これで次の報告会のネタは確保した。
もうすぐ報告会だからこのネタをがちがちに武装させて、出そうかと思うのだが、いかがなものか。


他人との折衝だとか、ぶつかり合いだとか、ひいては力比べとか、あんまりしたくないのだけど、
なぜか避けては通れない時があるんだなぁ。
かなり今日は自分を褒めすぎなのはわかっているけど、それでもできた作品の出来が「なかなか」と自分でも思うのである。
事実、それを示すシミュレーション結果も随分いいものが得られた。


来週のことを思い、どうなるのかとふわふわと考える日曜の午前様。
何にしても来週のミーティングは一波乱ある。「怠惰」は指摘されないけれど、「働きすぎ」による意見のぶつかり合い。
それでも、何かできそうになると本当に面白くなるものである。
眠気なんて頭の中の興奮で吹き飛ぶ。
ADHD傾向にある人間のそういう時の集中力というのは、きっとなかななかのもので、事実夢中になって作った。
一線超えれば、この分野で道を開くことができるかもしれない。
恐らく、日々夢中に課題に取り組むことで、一年後の私は今の私と全然違う自分になると思う。
それができなければ今の自分と変わらないというのも同時に思う。


昔、弓をやっていたころと、夢中になる感覚が酷似しているのはよいところ。
どれも一線を超えると、苦痛も何もない、楽しい世界になる。


(追記)
しかし、興奮で眠れない。いまだ研究室にいて、冷めやらぬ興奮に身を任せている。


(追記の追記)
少し寝て、またアイディアがひらめいた。おそらくこれで卒論は確実である。
ただシミュレーションに時間が恐らく今の倍以上ほどの時間がかかる。
内容は「制御三部作」として完結するはずだ、次の報告会で。


あと、来年要求されるのは、私のプログラミングの能力だろうと思う。今それがないので進捗を阻んでいる。
この辺り、自在に操れるようになったら、いや自在と言わないまでも人並みにできるようになれば、もっと広がる。