生ワカメを海岸で拾い食した

先週、海辺を歩いてワカメが打ち上げられているのを発見した、と書いたけど、
今週もその海辺を歩いていたらワカメを発見したので、かばんの中に入っていたビニィル袋に入れて家に持って帰った。
ネットで調べてみたけど、春にはワカメが打ち上げられるらしいのである。
浜辺での「ワカメ拾い」を特集しているサイトなんかも結構ある。


大きな「メカブ」の着いたワカメを一株、それから小さなメカブの着いたワカメを一株収穫した。
家に帰って、ワカメを洗い、湯を沸かしてメカブを軽く茹でる。
この時に気をつけなければいけないのは、さっと茹でることである。
でなければ、メカブの先が黒っぽくなり見た目が悪くなる。
さっと茹でると、鮮やかな緑色になる。
それを水で冷やして、まな板の上でミンチにする。
あとは皿に盛って、鰹節と醤油で味をつける、お隣にはビールである。
メカブとビールが合うかどうかといえばさほどでもないけど、まあおいしい。
メカブはそうやってミンチにして食べたけど、上のほうのワカメのほうは味噌汁にした。


最近、海岸を歩くととても気持ちがよい。春であるので、寒くもないし温かい。
歩いていれば、ワカメがあるし、岩場に行けば、面白い生物がたくさん凄んでいる。
岩場にいた牡蠣を足で蹴ってふたを開けてみたけど、これはさすがに食べれそうにない。
・・・無駄な殺生だ。
小さな蟹なんか見ると、子供のころは爪をちぎったり、イソギンチャクをぶちっと潰してみたり、よくしたものだ。
いやな餓鬼であった。


でも海のほとりを歩いていると、私も地球上の生物のひとつで、包まれているような感じになる。
とはいっても、捕食される生物もたくさんいるわけだから、「包まれている」なんて人間の傲慢かもしれない。
私もそろそろ社会的に捕食されそうである。


帰りにスーパーに寄ったけど、ワカメを売っていたが、私のは無料であるし、さらにはそれよりも大量でワカメとメカブのセットである。
なんだかすごく得した気分になった。
あとはスーパーで稲荷寿司とビール、豆腐などを買い、家路についたわけである。
車があったら山に登ったり、海で釣りをしたり、沢遊びしたり、いろいろしたいのだがあいにくそんな財力もない。