ナノフォトニクス

ナノフォトニクスへの挑戦

ナノフォトニクスへの挑戦

  • 作者: 高橋淳一,納谷昌之,日暮栄治,大津元一
  • 出版社/メーカー: 米田出版
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: 単行本
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LEDの実験について気のきいた考察を書くために、つい最近図書館で借りた本である。
「ナノフォトニクスへの挑戦」
読んでみると、LEDというのはエネルギーギャップによって発生する光であるが、
このナノフォトニクスというのは、「近接場光」というものを利用しているらしく、
ちょっと分野違い?な感じであった。
一応、すべてのページに目を通したのだが、分かったようでわからない。


とにかく発光素子で作られる波長よりも、さらに小さい波長の光がほしいということで、
(それを実現することができれば、メモリなんかももっと高密度にできる。
小さい波長はその波長に対応する小さいものを検出できるわけだから、
メモリなんかを読むときの波長を小さくしていけば、原理的には波長を小さくできればできるほど、
高密度にできて、たとえば25テラバイトとか、悪魔のようなハードディスクができるわけである)


このナノフォトニクスは今の市場に出回っているブルーレイで用いる青紫色半導体レーザーよりも、
もっと小さい波長の近接場光を使うために、上手くいけば次世代のブルーレイみたいなもので、
実用化されるまでにはもっと時間がかかるのだろう。


読んでいて、途中でLEDと関連性があるのかなぁと疑い始めたのだが、面白くてついつい全部読んでしまった。
(半分も理解できなかったけど)
青紫色の半導体レーザの波長が400nmくらいで、この近接場光は50nmである。
こういう光は生み出せないといわれていたわけだが、大津氏という偉大な工学者がこの分野を切り開き、
この「ナノフォトニクス」というのは、「純日本性」の技術として、
いまメモリなんかで劣勢に陥っている日本の起爆剤になるようなものなのかもしれない。


このナノフォトニクスについて書くなら、半導体レーザについて少し書き、その発展としてナノフォトニクスを
調べましたということをまとめるしかないね。
一応今日の19時ころからレポートの文献読みに取り組んでいるけど、やばいね。
また遅延か・・・。なんとかしないと。
とりあえず疲れたので休憩してから、レポートに取り掛からないと。
経徹夜しても、また今日は昼から実験。泣きたくなる。
けど、ナノフォトニクスの本は楽しくて読んでしまった。
楽しいのか、泣きたくなるのか、よくわからんけど、どっちかっていうと泣きたくなる、やはり。


読んでいて思ったのだが、活躍する人ってみんな賢いね、熱心だし。
そういう人間に私はなれるだろうか、ほとほと自信がない。


ナノの世界の物理は、まだ未知な部分が多いらしい。