図書館に行き本を多少読んで、シャンプーを買った

今日は授業がなかったので久しぶりに図書館に行ってみた。
自宅の机の上を整理して以来、家でいいかと図書館に行っていなかったのだが、家にいると勉強しない。
思うに、両方をバランスよく使ったほうが捗るとは思うのだが、家でのんびりしているので喝を入れないと。
しかし、寒くなってきて図書館も大分寒いから今日は途中で帰宅。


ノイマンの「計算機と脳」については、計算機の章だけ読んだけど、現代のコンピュータの基本的な考え方と
あまり変わらない感じ。それは当然でノイマン型を原型としているという話。
しかし、第二次世界大戦中というのは、アナログコンピュータとデジタルコンピュータがしのぎを削っていた時代なのか、
アナログコンピュータについてのお話がかなりあった。
アナログの計算機って、たとえば電気回路のインダクタンスやコンダクタンスの微分的性質、積分的性質を利用して、
解きたい微分方程式を回路で実現して、回路自身によってそれを解かせるという一種の荒業であって、
たとえばインダクタンスやコンダクタンス、抵抗値の値にかなり直結するわけで計算値の誤差が現れやすいのだが、
デジタルコンピュータが回路で実現しているのは、アナログコンピュータで大切な素の値ではなくて、
論理それ自体だから、という理由でかなりデジタルコンピュータに分がありますよ、と書いてあったような気がする。
1950年ころ書かれた書物だから、「あとがき」なんかでも「歴史的資料としての価値」というのが書かれていて、
ウィーナーの「サイバネティクス」と同じような扱いなのだろう。
この本から現代的に新しい知見というのを発見することはできないと、はっきり書かれている。


それで、脳の章はまだ読んでいないし、これから読むのかもわからないけど、あとがきでカンニングをすると、
脳の中ではアナログ計算とデジタル計算が共存しているというどこかで聞いたような話のようだ。
元ネタはノイマンだったのか、あるいはもっと昔から脳みそというのは、アナログとデジタルを共存させた形で
演算をしているのか、だとしたら脳みその中にはアナログ・デジタルを中継ぎする、A/D変換器とかD/A変換器なんかも
シナプスで実現されているのかしら。


正直、計算機の章を読んでも、脳みその演算の遅さを数学的に導出しているようであるが、正直そのあたりはさっぱりわからない。かといって精読しようとも思えないくらい、分からない。
多分精読しても分からない。


計算機の章でかなり萎えてしまった感じがあるので、脳の章を果たして読むのだろうか。暇があれば読むだろう。


私の勝手なイメージだけど、量子コンピュータっていうのは、量子自体が離散的な性質を示すから、
だとしたら自然を形而上的な論理のメタファとして用いているというのはアナログコンピュータに似ているけど、
その離散的な性質を利用している点では、デジタルコンピュータに似ている。
この間量子コンピュータの通俗本を読んだはずだけど、正直何のことが書いてあったか思い出せないということは、
(観察が及ばないように上手にブラックボックスにして量子コヒーレンスを保つみたいなことしか覚えてない)
まったく理解していないということは当たり前だろう。量子力学を理解していないのだから。
でも思うに、インダクタンスやコンダクタンス、抵抗のような人工的に作られたデバイスをアナログコンピュータに使うと、
それはもちろんデバイスの製造精度に依存して、計算の誤差は大きくなる。
でも、原子のような神様が作っているものを使えば、その応答性と規則性を形而上的な論理のメタファとして用いれば、
極めて高速で規則的な程度のよいコンピュータが出来上がるとは思うのだが、そういう研究が量子コンピュータの分野では
されたりしているのだろうか。物理学の勉強が進まないし、量子コンピュータの授業なんて全くないし、
今のデジタルコンピュータとは違う、自然により即した形のコンピュータが作れれば面白いだろうなぁと思う今日この頃。
これはもう、量子力学もなにも理解していない糞野郎のたわごとおままごとの勝手な思い込みである。


それから、ドラッグストアに行って、protechというシャンプーを買う。
この間シャンプー紹介のサイトをめぐって、選んだシャンプーである。
最近、サクセスシャンプーをすると十代の頃は頭皮の脂がひどかったので丁度良い具合になっていたが、
歳をとったせいか頭皮の脂が減って、サクセスを使うと頭がぱさぱさになってしまうという事態に陥っている。
ということで、これを打開しようではないかということでシャンプーを換える実験である。
はたして髪は良い状態になるのだろうか。


それから図書館に行って、月曜日にやったLEDの実験のレポートを書くために資料を二冊レンタルしてきた。
正直捗っていないのだが、なんとか提出しないとなぁ。