今日も授業、将棋24久々の昇級により2級になった

今日も授業。11月の目標は遅刻しない、自習休講しない、実験レポートを出す、である。
一昨年は来年の進路を思い、この時点で英語やら数学やら勉強していたのだが、そんな余裕はない。
なるだけ体力を学校のために使う感じである。
正直仕方がないね、こればかりは。
間違えば退学だしね。


それで朝からきちんと起きて、複素解析へ。
11月の末にテストをやるらしい。
この授業はもう遅刻も一切できない感じである。それだけ10月に遅刻累積がたまっているので、
寝坊には用心しなければ。
あとは統計力学の授業。
有名なボルツマンの方程式が出てきた。



この式はSがエントロピー、Ωは微視状態の数である。
kはボルツマン定数といわれるもの。
エントロピーは熱現象をマクロ的に解説するための「熱力学」のころから導入されている概念で、
統計力学のように「原子」や「分子」というものを想定していない現象論的「熱力学」からすでに導入されていたのであるが、
その熱現象のマクロ的な概念であるエントロピーを、原子や分子というものを前提した概念である「微視状態の数Ω」
というミクロ的な概念を結びつけるのが、ボルツマンの方程式である。
つまり「マクロとミクロを結びつける統計力学」というのを象徴するような方程式なのである。
有名なアインシュタインの方程式と同様、後世に受け継がれていく方程式なのである。


しかし、ボルツマンは1906年にマッハとの論争により神経衰弱に陥り自殺に至るわけであるが、
この数年後に原子の存在が実験的に証明された。
マッハはなぜボルツマンを批判したかというと、「原子」というものは実験的に証明される以前には、
あくまで仮説の範囲にあるもので、その実験的に実証されていないものを考え方の根っこに据えた「統計力学」というのは、
よもやインチキ物理学であると批判したわけである。
それが自殺した数年後に、原子の存在が実験的に証明されるわけであるから、皮肉なものである。
この辺りは「ボルツマンの原子」などに詳しい。


ボルツマンの原子―理論物理学の夜明け

ボルツマンの原子―理論物理学の夜明け


熱力学は統計力学が創始される以前にあった学問で、それは熱現象のマクロ的な振る舞いを説明した。
一方で熱現象をミクロの観点から説明するために(原子、分子といった粒子を考え方の根っこにおいて)
統計力学が誕生した。
その後、人類はこの統計力学と、同時代に最先端であったマクスウェルの作った電磁気学の理論体系を持った状態で、
黒体放射などのそれらの最先端の理論で説明できない現象にぶち当たり、量子力学という20世紀もっとも成功した
物理理論を作り出すことになる。
ストーリー的にはこんな感じだろうかと、想像している。


あとは就職の授業に出たのだが、講師が「斎藤孝」にほれ込んでいるためにペアを作って質問しあうという演習をさせられる。
普段は実験のときくらいしか学校に行っても口をきくことがないために、良い機会であったのではあるが、
齊藤氏のノリが就職活動に最適と思われている世情というのは、どうにかならないものか。
暑苦しいではないか。
とはいっても私が大学一年生の頃は、氏の岩波新書から出ている「読書力」や「コミュニケーション力」には触発された口で、
全く持って懐かしいのではあるが、読書初心者の頃は氏の本を読んでいても別段気にはならないのだが、
本をどんどん読んでいくとそのうちに知恵をつけて「通俗学者」などと揶揄してしまうのである。
この授業で紹介される本はすべて自己啓発系の本であり、
そのうち何冊かはずみで買ってしまった本が家にあるのだが、とはいっても就職活動で「愛読書は何ですか」と聞かれて、
自己啓発本の類を挙げるというのは、暑苦しいし、教養に欠けるし、「齊藤孝です」などと言った日には、
私が面接官であれば、こいつは間違いなく大学時代に本を読んでこなかったのだろう、と思うわけであるが、
だったら一体なにを答えればよいかといえば、司馬遼太郎とでも答えておくのがやはり一番無難のように聞こえる。
今をときめく内田氏の名前などをあげようものなら、左翼思想にかぶれた糞学生と思われるかもしれないし、
ドラッカーがなんちゃら」といったアニメ化された通俗本をあげようものなら、頭大丈夫かと思われそうだし、
確かに一番無難なのは司馬遼太郎だけど、
この著者をあげるのはすでにクリシェと化しているから一体だれをあげればよいのやら。
理系ならハイゼンベルグとかその辺をあげたらどうなのかと私は思うのだけど。
多分、私が聞かれたらそう答えるだろう。


そんなことは良いとして、ペアになって女子学生と話したのであるが、私は以前よりもはるかに丸くなったので
こういうときにごくごく普通にコミュニケーションをとっている自分を見て、
なんだか歳とったなぁと思った次第である。昨日、私は25歳を迎えた。
それでつまらない、なんの当たり障りもない世間話をして、授業は終わった。
ただこの授業、最初はノリが「齊藤孝」な感じなので、とても批判的ではあったのだが、
世相に疎い私には、就職の情報が流れてくるし、口コミというのもとても大切のようなので、
ありがたいとも最近は思い始めている。
とりあえず企業研究会にでも出席して、社会勉強のために話を聞いてみようか。


今日はそんなところ、いまからレポート。
でもやっぱり楽しむことが一番のように思う。
将棋は久しぶりにレートを更新して1318まで。
2級も近い。
2011/10/12から更新がなかった。


(追記)
今日を持って2級に昇級した。

2011年9月11日に4級になって、それまでの戦歴は
レート 1153   対局数 1642 勝 747 敗 893 分 2 勝率0.455
であった。
とすると、大体三週間程度で昇級を迎えたことになる。
また戦歴としては(2011/10/03現在)
レート 1202   対局数 1822 勝 830 敗 990 分 2 勝率0.456
である。


ということを2011/10/03に書いたので、2級になるまでどれくらいかかったかメモしておかなければ。

レート 1354   対局数 2049 勝 934 敗 1113 分 2 勝率0.456


大体200局程度指すと昇級を迎えるようである。
2級はすぐ到達すると思っていたが、1300点台に入ってから連敗が続いた時期があって、
一か月程度レート更新も途絶えていたし、昇級もなかった。
でも1350の2級は上がれないことはないだろうと思っていた。
目標は初段なので1級に上がって、もう一回昇級すれば初段なので、来年の春までには悠々と到達できるだろう。
今年の2月から将棋24を始めたので、一応初段到達は一年を目標にしている。
しかし、学業をおろそかにはできないので、マイペースにゆったりと。


初段までは行けるだろうなぁ、問題はそれからだ。
目標は一応初段だから、そのうち目標は達成されるだろうが、それからどうするか。
将棋をやめるか、だらだら続けてもうちょい上の段を趣味として目指すか。


次の昇給のために、今までの記録をまとめておこう。


2011/09/11 レート 1153   対局数 1642 勝 747 敗 893  分 2 勝率0.455
2011/10/03 レート 1202   対局数 1822 勝 830 敗 990  分 2 勝率0.456 (昇級した時点での記録を忘れたため)
2011/11/03 レート 1354   対局数 2049 勝 934 敗 1113 分 2 勝率0.456