日経サイエンスって面白い、量子生物学

図書館に科学新聞と日経サイエンスを読みに行ったのだが、日経サイエンスというのは読み物として
とても面白い。


量子力学というのは、授業でもミクロの領域で成立する学問だと習ったのだが、
ミクロとマクロの境界というのは、明確な線引きというのはやはりなくて、
最近では40μmで多少温度が高い(どれほどなのかしらないが)バネが、
なんと量子状態になって二つの振動数を示すなんて嘘みたいな実験が成功したらしい。


これで実は渡り鳥なんかも、目の中に「量子もつれ」(エンタングルメント)を利用した方法で、
磁場を観測して方角を察知しているのではないか、
また植物の光合成というのは、あまりに効率が良すぎでこの効率のよさの原因は古典物理学では証明できないもので、
そこに実は「量子もつれ」が関わっているのではないか。
「量子生物学」という学問もどんどん発展していくのではないか。


量子もつれは一般書を読んだ範囲では、「異常な同期性」みたいな感じ。


あとは相対論は、将来的には他のもっと優れた理論に席を譲るのではないかとか。


欧米の学者が書いた「シュレディンガーの小鳥」という題名で、それを大阪大学の教授が和訳した記事なのであるが、
毎月のように面白い記事がのっかっているのである。
これは先月号の話だが、今月号は日本のノーベル賞に近い研究者という名目で特集が組まれていたり。


何にしても物理学の勉強を進めないとなぁ。