連敗、連敗、昨年を振り返る

昨年、私は今いる大学とは別の大学院に行こうと思って勉強していた。
が、大学に入ってから勉強というものを碌にしていなかったために、
そんなことが不可能であることに途中からうすうす気づき始めた。


英語にしても、数学にしても、物理にしても、少なくとももう一年はいるんじゃないか。
そんなことを考えたのを覚えている。
今いる大学から脱出したかったというのが正直なところである。
ただ、ほかの大学の研究室にしても何を専攻するのかというところは決めていなかった。
学歴だけほしかったのかもしれない。


大学院入試の勉強はやる気だけが空回りしつつ、大学の授業にまで失敗し、今に至る。
二足の草鞋を履こうとした末路である。


勉強を再開したのは、今いる大学から脱出するためであったのだが、
その動機というか、その夢が崩れ去った今年、何のために勉強するのか分からなくなった。
6月からスウ氏の「フーリエ解析」に取り組むまで、勉強に取り組めるような状態ではなかった。
一体何なのだろうと自分で自分の人生を呪いながら、日々が過ぎて行った。


その無為なる日々の中で、(それまでも十分無為な日々を送っていたのだが)
2月に将棋24を始め、慰みとして始めた将棋でブログを書き始め、今に至るわけであるが、
一体、今の自分はどういうわけで勉強しているかということである。


まずスウ氏の数学の本が面白かったということがあるだろう。その後、読んでいるのもスウ氏のベクトル解析である。
さらにはこのベクトル解析を生かして、電磁気学を勉強しようと考えている。
さらには電気回路を一応来年の就職活動のために勉強しておく。
そんなことをぼやぁっと考えている。


未来のことについて、昨年の挫折で、少々落ち込んでいたので、全く考えてこなかったのであるが
(とりあえず目の前のことを片付けよう)
いまふと一年前の自分を振り返った次第である。


昨年の私は、希望を持っていた。ただ無謀だった。
一年前の自分に思う。そして今の私は一体何をするのか。


将棋24は連敗続き。昨日の親からの電話で、いろいろ気分が滅入っている。
私だってこの大学を卒業するだけが目的なら、すぐに卒業している。
この大学卒で、つまらないサラリーマンをするのが嫌だったのである。
若いころの自分は本当にそれが嫌で嫌で仕方がなかった。
今はどうだろう・・・。
もう正直学歴とかどうでもいいと思い始めたというのも確かだし、だからこそスウ氏の数学本も楽しんでいるのだと思う。


何にしても後期にメインでやる科目は、電磁気学と電気回路、それから複素解析をメインに頑張ろうかと思っている。
夏休みにベクトル解析をしたし、前期にフーリエ解析をしたから、数学は結構揃っている。
微分方程式も昨年学習したし、微積は復習ともう少し進めればできるという本があるし、
線形代数、確率統計はあまりよい進みとは思えない。
線形代数、確率統計はしっかり勉強して、量子論でも読みたいのだが、その段階に行かないね。
本当に自分が無能だと見放したくなるのだが、これまで何度も見放してきたわけで、
それをしても何にもならないと知っているのでそんなことはしない。