今日もレート更新、昨日は勉強がちょいと進んだ

フーリエ解析 工学基礎演習シリーズ 1

フーリエ解析 工学基礎演習シリーズ 1


上の本をリハビリと称して、六月の頭から取り組んでいるが、
一応4章まで到達した。


一章ではフーリエ級数の基本、二章ではフーリエ係数の計算を奇関数、偶関数の概念を用いて
簡略化する方法を学び、三章では、オイラーの公式を利用して、
フーリエ級数を「複素フーリエ級数」まで「一般化」した。
また縦軸が複素フーリエ係数の絶対値、横軸が角周波数の「振幅スペクトル」などもお勉強した。


四章ではフーリエ積分に入るようで、これは通信でよく使う数学である。
8月に通信のテストがあるので、それに間に合うように進めようという計画である。
もっと速く、もっと集中して。
リハビリなんだからなるべく自分の脳髄を鍛えなければ。
今日もこれから図書館へ。




将棋は、今日も一勝して、最高レートは更新され990代まで上がった。
1000まであと一勝だが、そろそろ負けそうで怖い。
ただ、実力的には別段7級と変わらず、なだらかな実力の勾配が存在しているようである。
一番勾配が激しいのは、中級下位と中級中位の間だったように私は感じた。
中級上位と中級中位の実力は「なだらかな勾配」によって表現されるのではないかと思う。


低級というのは、まずは戦法を限定し、それから得の概念がぼやけてほんの少し分かるレベルで
脱出できるように思う。
そもそも戦法を知らないだとか、玉の囲い方がわからないだとか、そういうことであれば論外である。
しかし、戦法というものが根付くまで、なかなか時間がかかるし、
私などは対振り飛車穴熊、相居飛車で角換わりを主戦法とする居飛車党であるが、
そもそもそれらの戦法に出会うまで、随分時間がかかった。
端玉銀冠なども試していたし、(復活させてみてもよいが・・・穴熊より早く囲えるだろう)
居飛車の将棋では矢倉なども試していた。


戦法に出会うというのは、実際には随分時間がかかることだと思う。
そもそも独学者というのは、時間がかかる。
まず将棋について何も知らない。
戦法が居飛車振り飛車に大別されることも知らない。
そういう状況では、NHK出版の基本的な本を読むくらいしか知らない。
NHK杯をみるというのも、そういう根本的な情報が欠落していると楽しめない。
私などは居飛車振り飛車、守り駒、攻め駒、手得という概念が多少分かりだしたときに、
以前見ていたNHK杯の同じ一局を見ても、まったく別の風景に見えるので、
少しだけ将棋が分かりだした後に、もう一度NHK杯を見直したくらいである。
それだけの情報で、随分と将棋の見方が変わる。


低級の頃に「矢倉をマスター」を読んだのは、いまでも財産になっている。
将棋の基本が多少分かった。
守り駒、攻め駒の概念と、守り駒が金銀三枚、攻め駒に銀一枚というのが基本スタンスだということも
初めて知ったわけで、例えば二枚銀で攻めていくというのは、一つの戦法ではあるが、
基本を守るべき初心者には合わない戦法なのではないかと思う。


また、中級中位から中級上位に上がるためには、「実践と詰将棋」であると思う。
それから「寄せ」の本などもこなせば、上級進出は間違いないであろう。
この間に広がる「なだらかな勾配」は「詰将棋と寄せと実践」で登っていくことができるようである。
この時すでに、自分が用いる戦法は決定しているはずである。