そろそろ1000代に突入か、今日は少しだけ最高レートを更新

そろそろ将棋24も1000代の人間と指すようになった。
今日は初めて5級相手に一勝した。
苦し紛れのラッキーパンチが当たったような、角と飛車の開き両王手が
ギリギリのところで炸裂し、相手は即死したのだが、確実に1000代でやっていける気がしている。
おそらく間もなく1000代に登り、5級かそこらで遊ぶことになるだろう。


この好調ぶりは、やはり「詰将棋」によるものだろう。
不思議なもので、羽生氏が著書でいっていたように、「詰将棋は将棋の基礎体力を作る」というのは
確かだと思う。
これまで壁だと思っていたレートを嘘みたいに越えていく原動力となる。


中級の人間で、詰将棋にまだ手を出していない人間がいれば、迷わず進めるのが詰将棋だろう。
一か月もすればじわじわと効果が出てきて、言葉では説明できないような好調が訪れる。
解いた一問一問が、いつの間にか血肉化されて、それが頭の中で対局するときに、
良い出汁になっている、というような説明しかできない。
解いた問題は、何故か自分の頭の中で生きていて、おかしなことにそれが対局中に蠢く。


これはもしかしたら、学問にも通用することなのかもしれない。
「問い」に対して、私はそれに「答える」。
そうすると、「問い」は頭の中で熟成され、いまだ見ぬ同じような「問い」に対して、
まずまずの精度の「答え」を出す、潤滑剤のように機能する。
答えた「問い」が、頭の中でどのように保存、管理、収納されているのかは、人間にはわからない。
併しそれが、コンピュータのようにはっきりと鮮明な形では保存されていないのにもかかわらず、
まるでドロドロとした沈殿のような形で頭脳の中に収容され、
それは粘土のように変形し、次なる「問い」に答える原動力となる。


おそらく物理学や数学でも、(特に受験的なそれらに対しては)
きっとこの不思議な脳みその仕組みが効率よく機能するだろうし、
さらには英語なんかも、大量の「問い」に答えていけば、その沈殿が上達を形作る。


ドリル形式の将棋の本は、まだまだ良書がたくさんあるようなので、
どんどん解いていきましょう。
おそらくそうすれば初段まではいけるような気がしている。
なぜならまだやっていないことがたくさんあるから、伸びしろは明らかに残されていると感じる。
今回の詰将棋の一件より、その可能性はとても高い。





追記
今晩は一局ほど指して、陽動振り飛車相手に勝利を収める。
レートは970代に乗り、しばらくの目標である1000まであと二勝の状態にしている。
上級はもうすぐである。


とりあえず詰将棋を解き終わったら、寄せの本を買おう。
書店で見てきたが、全て問い形式になっていて、トイレで考えるのにもってこいの良書があった。


もし今月中に中級を抜けることが出来たら、五ヶ月間かかって脱出ということになる。
半年間か・・・。長いものである。