最高レート更新

調べてみれば2011/5/16よりレート更新がなかったようで、
おおよそ二週間後の今日、漸く最高レートを少しだけ更新している。


とはいってもレート更新の一局は、非常に意味のわからない混沌とした将棋であった。
相手も意味分からないし、私も意味分からない。


中飛車でいつも通り居飛車穴熊でやろうとしたら、角交換されて何してよいかわからなくなった。
角交換振り飛車を相手にしたことなんてあまりないからである。
・・・珍しい将棋をすると、レート上がるの速いかもなぁ。
もし振り飛車メインで指すなら、角交換振り飛車をしたらそんな戦型を採用する人間は、
この周辺の級では滅多にいないために、大抵の居飛車の人間は困るのではないかと思う。


角交換の中飛車は、丸山氏がNHK杯でやっていたのを見た。
あれは多分「丸山ワクチン」といわれるゴキゲン中飛車撃退法の一つであるが、
確か丸山氏は雁木にしていたような気がする。
一応、ああいうのも棋譜を取っておいた方が良かったかもしれない。
そもそも私は中飛車に対して、角交換に行くなどという選択肢は選ばないだろうと決め込んでいたから
大して意識してみてはいなかった。
中飛車側から交換されるとも思わなかった。


でも、ゴキゲン中飛車風の序盤で、逆に中飛車側から角交換するというのは、あまりやられたことがない。
向こうのIDを調べてみると、私と同じくらい最近のID番号で
おそらく私と同じように、24で彷徨い始めた人のように思われた。
私の方が最近の登録であろうが、対局数は私の方が上という妙な状態である。
世の中にはレート戦をけちる人も結構いるようで。


あとは藤井システムをやられて困ったので、その対策について渡辺氏のNHK出版の本に書いてあるため、
読んでおくべきだ。
藤井システムには右銀急戦というものがあって、それで居飛車優勢らしいのだが、
私は急戦がどうにもできないというかトライしたことがないので、
藤井システムを受けながらも居飛車穴熊憎む方法があり、その棋譜も手に入れたのだが、
それは後手番の藤井システムに対するものである。
先手番の藤井システムはもっと厳しいらしい。


でもこれは将棋界では数年前のお話である。
将棋24の級位者というのは、あまりお勉強はしていないので、
そもそも本当の藤井システム使いなのかどうかというのは怪しいらしい。
藤井システムを本当の意味で使いこなすには、四間飛車の定跡をいろいろ知らないとだめらしい。
それでアマチュアの間で流行しているのは、「ハッタリ藤井システム」というらしい。
私の穴熊もそもそも「ハッタリ居飛車穴熊」なので、同じなのだが、
相手が「ハッタリ藤井システム」であったとしても、こちらもそれに対応できるようにしないと。
藤井システム相手に穴熊を組む方法もあるみたいだから、急戦は勉強しないでもいいか。
しばらくはという話だが。


・・・でもこうして思うに、ほとんど将棋というのは情報戦である。
マチュアはプロの解答を借用して、まるで自分のものかのようにそれを指す。
昔、友達とやっていたような喧嘩将棋とは、もう違う将棋である。
なんというか、これは楽しいのか、楽しくないのか分からない。
プロの棋譜をなんとなく真似て、なんとなく勝つのである。
なんだか知らないけど、やっていることは正直なところ猿真似である。
しかし、自分が勝ったように錯覚するのだから、おかしなものである。