コーヒーが美味い

コーヒーフレッシュがいつも行くスーパーで売りきれていたので、
ネスレの「クレマトップ」というものを買って試したのだが、
とても美味しくなってびっくりである。


ジョージ・クルーニー主演の映画を見ながら、コーヒーを飲み、煙草をふかしたのだが、
映画の渋さと相まって、非常に美味いのである。
幸せな時間である。


いまから図書館にでも行って、少しくらい勉強をしてこようと思う。


将棋は、2局ほど指したが、いろいろあって7級に舞い戻ってきた。
次勝てば、最高レートも更新されるはずであるが、どうなるか。


一局目は、角換わりの将棋では、相手の優勢だったのにもかかわらず、相手の錯覚によって助かった。
典型的な負け将棋だったが、首がつながったようである。


二局目は、相穴熊戦。
昨日相穴熊にて悔しい負けを喫したのだが、今回は相手が弱くて助かった。
昨日の振り穴の相手はすごく強くて居飛車側なのにもかかわらず負けてしまった。


思うに相穴熊には呼吸がある。
まず最初に向こうが角を私の穴熊に投じてくる。
銀と換えられる。そして私の穴熊は一つ薄くなる。


そうして次に私が相手穴熊を攻めるタイミングが巡ってくるのであるが、
相手が私から奪い取った銀で私の駒を切らせないようにしたら私の大駒が、
相手の穴熊周辺で遊ぶことになる。


穴熊の将棋では、野球のように攻守が入れ替わるわけであるが、
一回の表で一点入れられて、一回の裏に0点に抑えられ、
二回の表に妙なことをされると大抵負けるのである。


なんとも言い難い、この相穴熊独特の呼吸というものがあって、
それを心得ている人間は強いようである。
言葉にはしがたい職人芸的な呼吸のようなものがあるのだが、私はそれをつかみ切れていない。


とはいっても、ここまで対振り飛車穴熊を主戦法として(これしかできないのだが)
来たわけで、さすがに相穴熊で負けると悔しいのである。


後は有段者の角換わりの将棋を見た。
後手でおそらく一手損角換わりを試みたのだろう。
先手は早繰り銀で来ていたが、居玉のまま6筋を抑え込んでいた。
居玉の上に、飛車先不突きで、手数を稼いで、それを早繰り銀を抑え込むために、
おおよその手数を投じていた。
角換わりは序盤に、どこにどれだけ手数をかけるかで違ってくる。
特に居玉、飛車先不突き分の手数をどこに向けるかが重要になってくるのだが、
有段者の将棋はさすがに手厚いと思った。
中級タブでは早繰り銀に対して、あのように手厚い恰好にはならない。
手厚く、さらには駒組みにも隙がない。
はやり有段者は私とは全く違う次元の将棋をしている。


角換わりでは、序盤の手数や手損などの考え方が大切だというのは、やはり最近気付いた次第。
そう考えると、少しは角換わりの将棋に理解が芽生えてきたということである。
以前は相居飛車の将棋で負けまくっていたのにもかかわらず、角換わりでは偶然、必然相まって
勝ち始めたのが、レートを戻した原因なのだろう。
さて、その序盤の手数をどこにもっていくか、どういう駒組みにするかというのが、
これからすべき具体的な研究であろう。


居飛車で勝てないので、仕方なくやっていた角換わりであるが、
ほんの少しだけども愛着というものが湧き始めた。
居飛車穴熊と角換わりで、一体どこまでいけるのだろうか。
両者極めれば、相当の可能性を秘めているに違いない戦法である。


ただ、居飛車穴熊では俗にいう藤井システムには手も足も出なかった。
居玉でそのまま居飛車穴熊を捻りつぶす将棋にどうやって対抗したらよいのかよくわからない。
急戦には急戦で、というのが常識らしいが、私には対振り飛車において急戦などはまったく分からない。


8級、7級では、いろいろな戦型を使いこなしてくる人間もいるのだが、
私などはこの居飛車穴熊と角換わりだけでも手一杯なのにも関わらず、
それだけ使いこなして負かされるわけだから、どれだけ将棋をやっているのか、
あるいは学習効率が良いのか・・・。
私には想像を絶する。


私が今から振り飛車で、いまの7級だとかに到達しようとすると、
最低でも数ヶ月は要する自信がある。


でも2月に将棋24を始めてから、あのころは戦型なんてものがあるとは知らなかったし、
二つか三つの戦型に詳しくなる、ということがどれほど大変なことなのかということも知らなかったわけで、
体験、経験という面では、7級になるまでにはるかに向上したと思う。
NHK杯など見ていても、相振りなどの将棋になったりするのだが、私は相振りなどは全く指さないわけで、
見ていても楽しくないのである。
その代わり自分がやっている戦型になると非常に楽しい。
ただ、自分でやらない戦型でも、相矢倉などは見ていてとても楽しい。


現段階で私が私自身に望む最終形態とは、以下の通り。
振り飛車では、居飛車穴熊は一つの手段として、居飛車穴熊をつぶそうとしてくる急戦には、
適切な急戦でやり返すことができる。
居飛車の将棋では、角換わり、横歩取りの二つを専門とし、高い勝率を上げることができる。
プラスαで相矢倉の将棋ができたら嬉しいが、これはあまりに難し過ぎるので無理だろう。