レート800越え

とりあえずレートが800を越えた。
これで7級が見えてきた。
昇級などは一か月と少しご無沙汰である。
以前感じていた、レート750の壁もどこへやら。
棋力はあまり変わっていないのだが、(知識が多少増えたくらい、それを棋力というのかもしれないが)
戦い方が多少分かったことで、またぞろレートが上がり始めた。


とはいっても800越えの一局は、対四間飛車で普通に居飛車穴熊を用いて勝利を得た。
私が強いというよりも、居飛車穴熊が強い。
数か月前は端玉銀冠を用いて、どちらかといえばさっさと端玉銀冠を組んで、
そして仕掛ける急戦がメインだったのだが、
あまりに勝てないので居飛車穴熊を使った結果、随分、対四間飛車に対しての勝率が伸びた。


あとは居飛車穴熊と急戦を状況に応じて選べるようになれば、もっと勝率は伸びるはずであるが、
急戦についての本は持っていないし、これまで居飛車穴熊をメインにしてきたので、
実践的な経験もない。しかし、いまから身につけないといけないなぁと思いつつ、どうしようかと思っている。
どこかで実践譜を拝借してきて、急戦を学ぶか。
中飛車の丁度良い実践譜は手に入れたので、それを用いてやろうとはしているのだが、
いまだ成功を見ていない。しかし、やり方のイメージは分かる。
四間飛車の急戦もどこかで良い実践譜があればよいのだが。
偶然有段者の将棋を観戦していて、対中飛車急戦の実践譜は手に入れたのだが(これは良いと思った)、
四間飛車で急戦をしているというのはあまり見なかったりする。


今日の800越えの際の相手は、対居飛車穴熊用急戦の藤井システムを用いてこようとしたが、
使えもしない、知識もない急戦の素振りを多少したために、びくびくしていたのが分かった。
そもそも桂馬を高跳びしてくるわけだから、守備側に大きな隙ができる。
私が少しだけ急戦の素振りを見せたので、桂馬が高跳びしているのにも関わらず、
美嚢囲いの中に入っていったのが不正解であろう。
桂馬のいない美嚢はどう考えても守備力が低くなるし、だとしたら藤井システムよろしく居玉の方が
安全だったはずである。中途半端な藤井システムを使ってきたので、私のカウンターが難なく決まった。
レート800というと数か月前はすごく強い奴らだと思っていたのだが、
こんなミスもするわけで、まだまだ強すぎて太刀打ちできないというほどでもない。
さすがにレート1000以上になったら苦戦必至であろうが、その時はその時で頑張ろうかしら。


居飛車穴熊というのは不思議である。最初はあんなに嫌だったのに、使い始めると馴染んでくる。
銀のハッチなどを占めた瞬間の安心感というのが、そのうちに癖になる。
急戦もやっていかないとなぁ。居飛車穴熊が強いから勝てるというのは確かにそうである。
俗手でも簡単に勝てたりする。
急戦というのはそうはいかないらしい。
確かにそうであろう。
急戦と居飛車穴熊の二枚刃を用意することができたら、もっと強くなるのだが。


ちなみにこのレート800地点まで来るのに、約800局ほど要している。
この800局を二月の初め辺りからやっているわけで、
一日5局程度は平均してやっていたらしい。恐るべき時間の浪費である。(笑)
それでも将棋24登山は続く。
別段、仮にアマ初段まで行ったとしても賞品がでるわけでもなし、社会的地位が上がるでもない。
何のためにとか、何の役に立つのかとか、そういうことを問われてもどうしようもない。
将棋がそんなに好きかといわれても、別段そこまで将棋が好きなわけではない。
そもそも私自体が、何のために生きているのかわからないような生き方をしているわけで。