散歩、猫、レート700回復

今日は毎日身体を動かしていないので、いつもの大きな公園に散歩に行ってきた。
昨年はよくこの公園でランニングをしたものであるが、最近はまったくしていない。
昨年の秋頃に走っていた時、よく所定の場所にいた猫と半年ぶりくらいに再会した。
ランニングコースの途中に寝そべっているのである。


茶とらの猫でピンクの首輪をつけている。飼い猫だから随分愛想がよろしい。
頭にカラスにつつかれたような傷があったが、この片田舎の地域に住んで、
いつもの散歩コースの道中に遭遇する猫数匹を見ている経験上、
その程度の傷というのはよくあることである。
昔よく遊んでいた一匹などは、夏の暑さに弱り果てて、鼻から血が出ていた。
その後秋には姿を消していたから、多分天国に行ったことだろうと思う。
その猫とは随分思い出があるのだが、猫の世界もまた厳しい。


それで、散歩コースの途中にその猫がいて、半年ぶりにみたから
「ああ、生きてたか」と思った。
ベンチに座って撫でてやると、私の膝に乗ってきた。
猫に膝に乗られた経験というのはあまりないために、よしよしと赤ん坊のように抱いてやった。
この猫は随分人になれているようで、私の膝の上で仰向けになり、ついには眠りに落ちた。
猫は眠り始めると急に体温が高くなるようである。
手に当たる肉球がどんどん熱くなってくる。


猫を膝の上に乗せて座っていると、こっちまで眠くなってくる。
脳内でセニトロンが分泌されているのが分かるくらいに、ぼーっとこちらまで落ち着きだす。
いつか広い家に住んだら、猫でも飼おうかと本気で思っている。
しばらく猫をぼーっと膝の上に乗せながら、ベンチに座って公園の自然の美しさ、
春の花々のきれいな色と木々の匂いのなかで、贅沢な時間を過ごした。
こういう時間を過ごすと生きていて良かったと思うし、世界というのは美しいと思う。
自然と一体化しているような、まどろんだあの感覚は家の中でいくらリラックスしても味わえない
忘我の状態とでもいえばいいのだろうか。


どこかに就職するにしても自然が豊かな場所に住みたい。
都会はどちらかというと嫌である。
今の時代ネットがあれば通信販売で都会に負けず劣らずのものは手に入るし、
むやみやたらに自然のない都会に住むメリットなどあまりないような気がする。


それで本日も将棋。
全部で三局程度指しましたか。


一局目は原始棒銀
レートは700。私が先手だったから棒銀対策の基本形から展開してきちんと止められたが、
相手が先手だったらどうなるのだろうと思う。
次はなんとか棒銀はかもにできると思うが・・・。
なんとか勝った。


二局目は中飛車
レートは700。定跡という言葉はどこにいったのか、という将棋を指す。
まずは普通の中飛車で攻めてくるが、私はいつも通り盛り上がりながら堅陣を築き上げる。
別段玉頭攻撃のために盛り上がるというよりも、中飛車は金銀で盛り上がってくる人間が苦手なのである。
大切なのは、中央から盛り上げていくこと。
間違っても玉頭だけ盛り上がってはならない。
バランスが崩れて全体的に上手くいかない。
相手の中飛車はすべて完封したが、最後に自軍の守り駒で攻めてきた。
驚きである。しかし、そんな常識のない手は苦し紛れであり、逆に自玉の死期を早めた。
しかし、なんとか勝ったという状況である。


三局目は、左高美嚢vs雁木右四間。
レートは800。
おそらく相矢倉はあまりしたくない人だと思われる。
私も同じである。
相矢倉というのは、実力の差が表れやすい戦型である。
とくに地力というものが現れやすい。
そこをまともに四つに組まないために、私などは相矢倉のフリをして
雁木でちょろまかすのだが、たまに左美嚢や左高美嚢、銀冠、などでちょろまかす人もいる。
ただ矢倉に対してなんとか銀冠を組むなんてことが万が一できたら、
これはもう勝利は近いはずである。
最近、角換わりなどでも銀冠にするときがあるのだが、銀冠に組めた場合、
勝率は随分高い。
銀冠は硬いし、崩れてからもZという現象が現れることがまれにあり、なかなか詰まない。
そのうちに自軍の細い攻めをつなげて詰みまで持っていくということが不可能ではない。
なんだったら、もう相手を受けつぶすつもりでペタペタ駒を張り付ければよろしい。
そうしたら気の遠くなるほど堅くなることもできるのが、銀冠である。


ただ、雁木右四間に左高美嚢は相性が悪い。
戦型の相性としては、雁木右四間に軍配が上がると思う。
なぜならこちらの右四間の飛車先は、相手の金頭にぶつかるからである。
雁木は棒銀に弱いが、相手はなぜか5筋から攻めてきた。
五筋は雁木の攻め駒の銀と守り駒の銀。それから角が効いているのでなかなか攻めづらいところである。
私などは飛車先をそこまで突いてなかったから、思い切って銀冠まで組めば良かったと思うのだが、
そのような作戦勝ちで私のつたない攻めでも攻め落とすことができた。


今日のこの3連勝で、レートは700に再び戻した。
そして以前は「矢倉をマスター」を読んで、レート750周辺まで来たのだが、
いまは矢倉が武器ではなくて、武器は多少違っている。
全て頭に「稚拙な」という形容詞つきであるが、居飛車穴熊、雁木右四間、銀冠穴熊
角換わり、などが今のところ私の武器である。
居飛車穴熊は信じられないほど稚拙だけれど、角の捌き方は少しだけ分かってきた。
雁木右四間は結構使いなれたかもしれない。
角換わりは銀冠にしたりで、強い相手にはとにかく守り、わずかな隙を突く。
以前の頃は、「角換わり」などという言葉はしらなかったし、武器も質はともかく数は増えているわけで、
なんとか850まで行って7級まで昇級できたらと思う。
あとは実践の中で学んでいきつつ、棋書を読むか。
居飛車穴熊の精度を上げたり、角換わりの攻撃パターンを増やしたり、雁木右四間を強化したり、
横歩取りなどを一から勉強したりして、徐々にレベルを上げていくしかない。
先は長い。


話は変わるがクレジットカードを作ろうと思う。英語学習のために。