棒銀対策

原始棒銀に弱い。
棒銀にはいろいろ種類がある。
角換わり棒銀だとか、相掛かり棒銀などである。
ただ、棒銀しかしない人間というのがいる。私も昔そうだった。


先手であれば、最初に飛車先の歩をどんどんついていく。
それから相手の角を3三に引っ張り出す。
それから銀を上げて、3六まで待機させる。
その後、4筋の歩を突いて、右四間に変更する。
これが昔よく決まっていたが、これを止める術はあるのかと考えていた。
考えていたというより、今日やられたのである。


数日に一回、このようなクレイジー棒銀をしてくるのだが、狙いは分かっていてもどうやって
止めたらよいのか分からない。
「これからは居飛車で指します」と昔宣言してレートが上がり始めたのだが、
このような単純な棒銀を食い止めるために、今日は飛車を四間に振らされてしまった。
四間飛車で対応しつつ、玉をいつも振り飛車の人間がやるように美嚢囲いにもっていく。


中盤で大きなミスをしていまい、負けてしまったのだが、
先手から棒銀むき出しのクレイジー野郎をどうやって止めればよいのか。
居飛車で止めることはできるのか。
四間に振るしかないのか。


四間飛車にして美嚢を組んだら、後はお互い捌き合えば良いだけである。
もちろん棒銀に随分捌かれるわけだが・・・。
どうしたらよいのやら。


ああいう強烈な棒銀に対しては、飛車を振るのが自然なように思える。
それが自然だとしたら将棋は振り飛車も一応は知っておかなければならないのかもしれない。