家の大掃除、親の訪問、将棋日記

昨日は親が下宿を訪問してきた。
なんども春に掃除をしようといっていたが、キッチン、トイレまでしか掃除が行きとどいていなく、
デスク周りがぐちゃぐちゃだった。
心配した親が片付けるのを手伝ってくれた。
昔は私の自我が強くて親との関係が良くなかったのだが、
最近は親に感謝している。
中学高校と別にぐれたことはなかった。
学校も行っていたし、一度くらいは喧嘩して退学になりそうになったことがあったが、
それでも普通に学校に行っていた。
大学に入ってから一人暮らしになり、学校にはあまり行かなくなった。
大学に入ってぐれたらしい。
行ったり行かなかったりで留年を繰り返し、今に至るが最近は親に感謝することが多い。
昔は「自分ひとりでなんとかやってやるぜ」という気持ちが強かったが、
自分が他者からの支援を貰わないとどうしようもなくなる人間だということが分かったので、
なんというか感謝の気持ちというのが素直に自覚できるようになった。


そんなこんなで家がとてもきれいな状況である。
昨年の後期が始まって以来、心の余裕もなく掃除などしていなかったのだが、
その約半年間たまったハウスダストは私の身と心をじわじわと弱い酸のように蝕んだらしい。
今はとても気持ちがすっきりしている。
掃除を続けていたときもあったのだが、いつの間にかしなくなる。
気持ちの余裕がなくなると部屋が荒れる。
実験レポートに追われる生活になると、コンビニ弁当が多くなる。
コンビニの茶色いビニィル袋が部屋に転がっている光景というのが普通になる。
そういうとき、どんどん気力というものが失われていく。
やはり掃除を定期的にするようになろう。
そういうことをしていた時期もあったのだが・・・。


将棋は相変わらず、レート550程度を行ったり来たりしている。
多少指し方も変わったりもしている。
中飛車はそれほど難しいとは思わなくなった。
中飛車で飛車先の歩を突いてくるが、その歩が自分の歩とぶつかり合った時に、
安易にこちらからとってはいけない。
確か銀冠を作るときも、相手に歩を取らしてぐぃっと銀を出していくが、あれと同じように
中飛車の時は歩を取らしてぐぃっと銀で出ていく。
そして金と銀などを使い、中央で盛り上がっていく。
今の低級と中級の間の中飛車使いは、素直に歩を突けばとってくるという相手が多いらしく、
安易に歩を突いてきて、私がとらないのに戸惑っている。
随分中飛車対策は上手くなってきた。


あとは四間飛車には、穴熊を組むようになった。
端玉銀冠は結構難しい。穴熊も難しいが確かに固い。
堅いから飛車を捌ける機会も訪れようという楽観が生まれる。
ということで、最近は穴熊を組んでいるが組みなれないので、終盤にトラブルが起こる。
ああ・・・ああいう風にしておけばよかったと思うことが多い。
分かりにくい必死がかかっているのに気付かないで、自分の都合だけ考えているときがある。
自軍の穴熊に手持ちの銀でもうっておけばもう少し長持ちするはずなのに、それをしない。
穴熊感覚というのが分かっていないので、いまだ勝てない。


それから石田流。こいつには連敗続きである。
それはもう参るほどで、棒金をすると守り駒が二枚になるためあまりよくないかもしれない。
丸山氏と鈴木氏の一局で、石田流に対して丸山氏が居飛車穴熊を組み、
上手く石田流に対して角と銀と飛車で捌くというのを見たが、石田流に対しても
あんなに上手くできるのか。
とはいっても石田流というのはまるで居飛車のような攻撃力を持っているので、
どちらが居飛車なのかわからない感じである。
振り飛車居飛車に対して、同等に捌こうとしては無謀に終わるというようなことが
どこかの棋書に書かれていたが、石田流に関しては別物だと思われる。
あれはパワー的にはこちらが振り飛車ともいっても過言ではない。


しかし、私は石田流にたいして穴熊を組んだことはない。
こんどから石田流に対しても穴熊にしようか。
最近は穴熊を結構試しているのだが、慣れないためよく負けるが結構いいところまでいくのである。
確かに負ける。でもここをこうしていたら勝っていたじゃないか、と反省できる。
だから穴熊にしている。
端玉銀冠だと、端を攻められたり銀冠の頭を歩で攻められたりして負けた日には、
「端玉銀冠の弱点を突かれている。端玉銀冠はもしかしたらあんまり良くないのかもしれない」という
疑念を抱く。負けてここが悪かったというよりも、弱点を突かれたという感じである。
ということであまり反省というものをしないのだが、穴熊の場合はこうやっていれば勝っていた、
これをしなかったからだ、という気付きというものを得やすいために穴熊で行こうとしている。


慣れない穴熊だから、勝てないのだが、徐々になれてレートを上げていくしかないなぁ。
突発的に8級まで上がったが、あれはおそらく矢倉のおかげだろう。
矢倉をマスターという本を一冊読んだおかげで、空元気というようなものが出てきて、
矢倉ばかり指していた。今は矢倉はあまり指さないのだが、(苦手だから)
多少「角換わり」と「対振り飛車」には実践的な知識が実践と将棋観戦より身につきかけている。
一時12級まで落ちたのは、対振り飛車に関して戸惑っていたのだろう。
あれからいまは10級まで回復しているが、経験というのはやはり徐々に蓄積されてきて、
最近は結構負けるのだが、それでも悪い負け方はしていない気がする。
8級にいたときは、負け方も悪いし、勝ち方も悪いという感じで、
その時に自分の限界なるものを感じていたのだが、いまはもしこのままじわじわとレートを上げて、
再び8級にいくことができたなら、それは一時的なレートの上昇ではなくて、
力をつけての8級昇級だと思われるので、そうそう落ちるものではないと思う。
レート700代を維持できる自信が結構ある。
それまでは長い道程であろうが・・・。
数ヶ月は要するだろう。