スランプ

今日は将棋を多少打った。
相変わらずレートは600周辺。
一時750程度までいっていたが、レートが上がらなくなった。
それで今日も二局程度は真面目に指した。
でも二局とも負けた。
一つは勝勢だったのに、時間が切れた。
もう一つは、勝勢だったのに、最後に大ポカをやらかした。


でも、以前の将棋とは違う。自分で手を作って勝ちに行こうとしている。
おぼこれ的勝利ではない。
勝利の仕方にもいくつか種類があって、自分で相手を圧迫してやっつけにいくのと、
かなり受け身で、相手がミスしたところを狙ってギリギリで勝つのと、
二通りあると思う。
それで、今の私は自分で手を作って勝ちに行く、ということをやっている。
それで勝てなくなっていると思う。


自分で勝ちに行くときは、攻めの時にミスしてはならない。
所謂「清算」するときに、相手の攻め駒と守り駒、自分の攻め駒と守り駒、
どういうバランスで清算するのかというところで、今日はよく見たらミスしていた。
自分が攻めているとき清算するとき、その攻めでもう決めなければならないときは、
自分の守り駒を多少削られようとも、相手の守り駒をいくつか食いちぎっていくほうが良い場合がある。
相手が息を吹き返すからである。


自分で手を作って、自分の意図通り攻めていく時、相手を圧迫するのであるが、
その時、攻撃でこのようなミスをしてしまうと、自分が勝勢なのにもかかわらず、ひっくり返されてしまう。
自分ではなぜ負けたのか不思議だなぁと思う将棋である。
終始、自分がペースを握ってポカポカ殴っていたのにも関わらず、
自分の攻撃の一瞬のミスを突かれて敗北する。
一番悔しいのは、終始自分がペースを握っているのだから、相手よりは地力というものがあるのが分かる。
相手はぼーっとした案山子のようなドンくささなのにもかかわらず、
最後の詰めでミスして負ける。
一局終わった時には、「なんでこんな雑魚に」と思うような将棋があって、
しかし、それを以前に比べると、自分で「手を作る」などということはできなかったし、
攻撃パターンもろくに知らなかったりで、(いまもほんの少ししか知らないが)
とにかく相手がミスしたところを、最後まで振り回されながら漸く勝つ、という将棋から
少しだけその質を変えている途中のように思う。特に相掛かり戦のときは・・・。


そんな言い訳をしつつ、もうしばらく10級から8級の周辺でうろうろするのが、
自分自身の起力向上のためにも成ろうと思っている。
あとは有段者の将棋を見て、手筋を勉強するのもとても参考になると今日は思った。
攻撃パターンというのが多少みれば分かるようになってきているし、
攻撃の駒組みと守備の駒組みを、関連付けて、攻撃がこれくらいの反動が来るから、
守備はこれくらいにしておかないとね、という意図も多少分かるようになってきた。
こういう攻撃をしようと思っている、だったら玉の位置はこの辺でないとなかなか苦しい、
というような呼吸のようなものが見ていて伝わってきた。
ただ、穴熊戦は正直なんのことやらよくわからないが・・・。


この10級周辺ではやはり多少うろうろしないと抜けることはできないと思う。
じわじわ上げていくしかないと思われる。