卒業式コンパ、将棋日記

今日は大学の卒業式だったようで、忘れていたのだが、コンパに行こうと知人から連絡があり、
もう行かなくなって久しいコンパだから、微妙な感じではあったのだが、同期がいるということで出席。
同期の人間は用事があってきていなかったが、それでもお酒を飲む。
サークルで活動したのはもう何年も昔のお話なのであるが、それでも懐かしい顔と再会する。
私などは多留しているので、なんだか気恥かしいのだが、
とりあえずはお酒を酌み交わして帰ってきた。


多留して人を見送っていてと思うことは、皆さんなんだかんだで自分の道を見つけて、
自分で納得しつつ人生を歩んでいく、ということである。
多くの人間を見送った経験上・・・。
どこかで自分と折り合いをつけているし、派手なことが好きなら腐らないで努力する。
そういうことできている人間が多いような気がする。
最近は、皆が皆、私よりもよく人生を生きているような気がしてならない。


凄くクールに、ひょいひょいと生きているわけではなく、それなりにぼちぼちやって、
明るく生きようというのが伝わってくる。
私はそれが出来ていない。自分を大切にし過ぎて、周りを批判して自己肯定するという
強引な方法で生きているからなかなかうまくいかない。
幼児的な願望ばかり優先させているから、上手くいかないのかもしれない。


それにしてもコンパに行く前は、私はすごく行きづらいなと思っていたのだが、
意外にも暖かく迎えてもらって、サークルというのを見直した。
サークルに現役でいたころというのは、若かったし皆と打ち解けるというのも難しかったが、
今になって、こうやってワイワイにぎやかな場所に、居場所があるというのは良いことだと
思うようにもなったのは、私が少しだけ歳をとったからだろう。
昔はすごくつっぱっていたからなぁ。
自分はもう何でもないただの人だと、もう納得し始めたからかもしれない。
自意識というのが多少弱くなったのかなぁ。


そんなことを思いつつ、今日も二局ほど将棋を指す。
一局目は昨日対策を練った「右四間」。
こちらも大分追い詰めたのだが、最後に詰めきれないで失敗。
ただ右四間をまともに全て受けようとすると、相手に駒が行くので良くない。
まともに受けるとあまりよいことはない。
イメージとしてはふんわり受ける感じで、がっちがちに受けてしまうと
相手の思惑通りである。
しかし、右四間をやる単純人間は、大抵が「右四間」という戦術に依存して勝っている人間ばかりだから、
それほど大したことはない。


二局目は矢倉。
矢倉こそ、筋が問われる感じの戦型で、相手はレート850程度だったが、
こちらが不細工なことをしたために崩壊。


ということで今日は二連敗。
レートは700程度に落ちる。
反省点は何だろう。
矢倉に関して基本しかしらないから、手詰まりが起きる。
無理攻めしたは百歩譲ってよいとしても、最後の「寄せ」でどうにかなりそうなものが、
意識していないので、失敗して取り逃がす。


そんなこんなで、昨日の「レート750以上上げるのは、少し限界感がある」
という「限界宣言」どおり、レートを下げた。
ここ最近の将棋を見ていて、勝つときはギリギリ。
しかし、相手のミスに乗じてというやつで、駄目である。
一方で負ける時は、相手の思惑通り負ける。
こちらの思惑通り勝つことはない、ギリギリで突っ張って勝つことはある。
一方で負ける時は、相手の思惑通り負けるのだから
レベルの差を痛感するわけです。
この「壁」をさすがに感じたのか、今日は対局数を絞り、大人しく棋書を少しだけ読んだ。
あとは飲み会などをして過ごした。


今の私が、大学一年生にタイムスリップしたら、
サークルで仲良くやり直したいですね。あんまりつっぱらないで・・・。