9級昇進

本日9級に昇進した。
今日は4局して、9級の人間と3局、10級の人間と1局。


一局目は相矢倉。
相手は9級で、こちらが先手だったから先にしかけたが、
上手く逃げられて最後はかなり追いつめたが、崩壊。
森内氏と先崎氏の相矢倉の一局を見ていて、森内氏の飛車先不突き、
それを利用した角の使い方が凄いと思い、真似してみたが、
森内氏がああいう角の使い方をしたのは、局面がそれにふさわしかったからであって、
私のように局面をよく見ないで、ああいう角の使い方をするというのは、
馬鹿げている。それでもぼちぼちねばった一局であった。


二局目は10級の人間とやって、向こうが四間に飛車を振ってきたので、
いつものように端玉銀冠を用いて、勝利。
珍しく端玉銀冠の玉頭に飛車を持って来られて攻められるが、
まったく攻められた気持ちにならなかった。
きちんと受ければ脅威にはならない端攻め。
こちらは中盤で、上手く飛車と角を捌いて相手陣地に竜を潜入させた。
飛車が入ってしまえば、あとは囲い崩しだが、
相手は私の玉頭に無理して飛車を持ってきたために、守備が緩い。
そこをぼっこぼこにして勝利。


三局目は、またも相矢倉になった。
相手は9級で矢倉戦になると、結構負けるので嫌だなぁと思いつつ、指す。
どちらかというと急戦の方が勝ち目があるだろうと、三間から攻めるも相手の受けがしっかりしている。
これはもうほとんど良いところがなく、相手には矢倉城の中にこもられて、
全くこちらは脅威を与えることなく惨敗した。
居飛車で指すならこういう相矢倉戦に耐えうる知識というのを持たなければならない。
森内氏の「矢倉の急所」を読まなければならない。


四局目は、またもや相矢倉かと思いつつ、向こうは無理にも左美嚢に組んできた。
向こうは桂馬を跳ねてきたがこちらは矢倉の囲いから飛車を中に振ってそのまま棒銀炸裂。
相手の角を制圧して、そこからぼこぼこタコ殴りにして、勝利。
相手は9級だったが、今日やった9級の中では一番弱かったかもしれない。


というところで、レートが650丁度になり9級の表示が2011年2月6日に将棋24に登録してから
一ヵ月半後にようやく得られた。
なにより10級の壁を打開するのに時間がかかった。
11級程度までなら、棒銀棒銀で勝てないためににわかで使った「ツノ銀」でいけたが、
10級を越えるまではかなり知識の方を溜めこんだように思う。
そもそも振り飛車とか居飛車とか、そんなもの言葉だけで強さには結びつかないと勘違いしていたのだが、
自分が振り飛車で指すのか、居飛車で指すのか、選択することにより、
相手の出方に対して、自分はこう出る、というパターンがかなり絞れた。
そうすることで、自分がどう打てばよいのかという大きな方針がたち、
大抵は対振り飛車か、相矢倉か、相掛かりかという将棋になるために、
「慣れ」というのが得られやすいということが、ここ最近のレート向上の理由だろう。


あとはこの「大きな方針」というものがなくて、闇雲にうっていたら10級の壁は破れなかっただろう。
大体自分のスタイルが決定したところで、10級というのは破ることができると思う。
あとは対振り飛車、相矢倉、相掛かりといった戦法に、将棋観戦も含めて
磨きをかけていけばそれで9級より上を目指すことができると私は確信している。
おそらく「大きな方針」をたて、そしてそれらに「磨き」とかけることで、
6級までいけるはずである。たぶん・・・。


10級の壁というのは、プロのNHK杯を楽しんで見たり、棋譜でーたべーすで棋譜を調べてみたり、
棋書をちょこっと読んだり(基本的なもの)、自分の指そうとする戦法を居飛車振り飛車のどちらかに
限定することによって、破ることのできるものだろうと思う。
そうはいっても結構いろんなことをしていると思う。
なによりレートが上がって行ったり、将棋に多少詳しくなったりするというのは結構楽しいことで、
いろいろ試行錯誤することの楽しさがやはり味わうことができる。
これはyahoo将棋では味わえなかったことである。
yahoo将棋ではレートが大体1400程度だったが、あのころよりもはるかに戦法に詳しくなり、
強くなっているのではないかと思う。
「ホントに勝てる穴熊」という棋書を買ったのが、先月の終わりであるが、
あれを読んでから、相手が居飛車で攻めてきているのにもかかわらず、居飛車穴熊を組もうとして
何度も負けてレートを下げていた阿呆の私はもういない。
そういうことをしなくなったし、成長はしていると思う。
この時点で趣味に将棋が加わったという感じだろうか。棋書が9冊も家にあるし・・・。
いちばん読んで参考になったのは「矢倉をマスター」ですかね。
NHK出版から出ていて、基礎を教えてくれる本である。
私は基礎などしらなかったし、だからこそそれを知ることでかなり楽に駒を動かすことができるようになった。
あとは手筋集などで、戦法以外にも知らないといけないことがあるが、
今日からはぼちぼち将棋に取り組むことにして、大学の勉強をしないといけない。


まずは掃除だな、掃除。