何やってるんだろ・・・

今日は発表練習があったので、ぼちぼち資料を作って出社。
なんか最近は、というより学会のレジュメを作成した時からだけど、自分のやっていることに
人様にアピールできるような一般性はないのではないかと思い始めた。
そもそも自分が作成した制御回路に関してのテクニックであって、それ以上のものではない。
無理やり出して一つあるかないか、だと思う。


んで、発表練習。
見事、準ボスにやっつけられた。
ぼこぼこに言われた。あんま自分の研究ってのは一般性がないと考えていると白状させられた。
ただ、無理やり肯定する作業というのは研究の常のような気がしてきた。
前に研究室のDr.の発表を聞きに行ったことがあるけど、とにかく自分の研究の「やばい部分」には触れない。
だからといって、工学的知識のすべてが否定されるわけではないけど。


昨日は、どうしたらよいか全然わからなくて家に引きこもっていたら、準ボスから着信アリ
それから学校に行って、相談に乗ってもらいながらパワポを直した。
今やっていることを中学生でもわかる数学、いや算数で裏付けを取る。
私はそれをやっていなかった。
準ボスに言われたのは「表面だけ、現象だけしか説明していない、原理を説明せよ」である。
確かにその通りかもなぁ。いくら発表時間がないとは言っても、怠けて表面的な話に終始するのは違うとは思う。


今週に二度ほど学会の発表練習があるということは知っていた。
けれど全然体が動かなくて、一度目は出席はしたがさぼったようなものであった。
「人に分かるように説明するのに情熱がわかない」とか言ってたっけ。
そういうやつはそもそも学会に出る必要なかろう。
論文には連名で名前が並んでいるのに、メインの発表者がこれでは駄目だろう。
確かにシミュレーションは自分でなんとか完成させたけど、その分驕りがあるのかもしれない。
何十万するシミュレーションソフトとか、その他もろもろだって自分で得たものではないのに、あまり感心しない態度である。
糞みたいに「他人に分かりやすく説明するのに情熱がわいてこない」というのはどうかと思う。
気が載らないのは確かだけど。


それで、こういうあいまいな気持ちでやっていると、随分「幸福感」というのが遠のいていくのである。
このままでいいのか、私は大学院に入って何がやりたいのか、と思ったりする。
いや、何より思うのは、最近、就職活動を始めた大学院の人間が、「自分はいまの専門でこれがやりたい」といいながら、
就職先を探すことである。
今の私は「なんとか課題をこなしたりで乗り切っている」という状況であり、「何かがやりたい」という余裕はない。
それでもこの研究室の一部の人間は、「○○がやりたい」といって就職活動をするのである。
その話を聞いていると、自分と随分違う、と思った。
学会の資料作りが面倒くさくてたまらない、という私は多分、彼らとは一線を画しているのだろうと。
彼らは今の研究分野が楽しくて、さらに自分で考えたアイディアなんかを人に伝えるのも楽しいのだろうと。
そうなると、例えば学会に行くことになったとしても、私のように「面倒くさい」とか言わないだろう。
何せ、発表という行為自体に、彼らは喜びを感じるのだから。
あとは、私のあまり好かないほうのDr.なんかもしっかり自分のやりたいことがあったりするのである。
・・・私もここで頑張ってしがみついていたら、そういうものが見えてくるのだろうか。


とりあえず、明日は準ボスと発表練習をやるという約束をしているので、それを目指して今日も頑張ろうか。
確かに連名で論文を発表しているのに、発表者が怠けてさらに生意気言っているのはまずいね。
ブログを書いていて、なんとなくそう思い始めた。
とりあえず、明日自分なりに考えて資料を作っていこう。


頑張ってれば、先に何か見えてくるのかなぁ・・・。
学会終わってもやることがあるし、とにかく目の前のことをなんとかこなしていかないと・・・。
折角の機会だし、一生懸命資料つくってためしにやってみよう。話はそれからだ。
学会で見てくることは、自分の分野の情報もそうだけど、何か一生懸命やっている人間から得られるものとか刺激があれば。


でもさ、折角、大学院に行くのなら、自分なりに一生懸命頑張ってみて、今の専門科目で飯食うこと自体が、
ぼちぼち自分の章にあってるとか、楽しいだとか、そういう方向に持っていきたいと思う。
今の自分の在り方というのは、確かに違う。