しんどいな、研究も進まない

研究が始まったばかりのときは結構目新しい物好きの私は楽しんでやっていたのだが、
いざ馬力が要求されるようになると途端につまり出した。
回/路の基礎知識が明らかにかけているし、回/路なんて一生使わねーよと勝手に思い込んでいたのだが、
一応私が所属している研/究/室というのは、「回/路/屋」養成の場である。


自然科学分野のブログランキングで上位につけている、しかしもう著者がなくなられてしまったブログがあるが、
かのブログには「回/路/屋の育ち方」というテーマで幾つかの記事が書かれている。
そこには人間の苦労の歴史が書かれていた。この業界、足を突っ込むとただでは抜けさせてもらえないだろう。
それでその著者は、私がいま学習している/回路の基本書を書かれていたので、暇なときに読めればと図書館で借りてきた。
氏の下積み時代の話を読んでみると、非常に泥臭い勉強をやはりしていて、どこからその情熱が来るものかと思った。
私にはあまり情熱とか思い入れというのがない・・・。


研究も大して進まない状況になっているが、ふと過去を振り返って文書とパワポ使って報告してね、というイベントがあり、
それは強制であるからきちんとしたものを作らなくてはいけないのだが、過去に学んだこともいざ書こうとなると知識があやふやであり、
さらには思い出すのにも一苦労である。
ましてや文章にするというのもなかなか大変。


過去を振り返っての報告というのも気が進まない割に大変であるし、一方で新規開拓というのはとてつもなく大変である。
にわかに「研究」というものが、どういった点で大変なのか、という現実が突き付けられた格好で、
「研究なんだか楽しそう」という漠然とした状態からの脱出はよいのだけれど、現実はやはりこういうものである。
頭もまわらないし、基礎知識も不足しているわけで、にっちもさっちもいかないで実力不足というのを感じる日々である。


前途多難だな、こりゃ。


あと、最近、ふと我に返って猛烈にさびしくなる時がある。
昔と違ってバリバリの孤独というわけでもないのだけど、昔のことを思い出したり、後悔などもやはりあったり。
もうすぐ誕生日であるが、無為に歳ばかりとってしまう。