精神的回復

先週は全く気持ちが乗らなくて、一応単位が取れないとヤバいので、出席すべきものは出席して、
面倒くさいものはさぼった。
4月から、柄でもないのに周りの優等生君たちと一緒に過ごしてみたわけだけど、だらだら過ごしてきた私には、
「ガス欠」のような期間が待っていた。
先週の木曜日だったか、数値解析の授業に出て、演習があったけど、これも確か解を求めるアルゴリズムで、
ニュートン誰々の方法があったのだけど、それを分母分子をひっくり返して間違っているのも知らないで、
計算が収束しないのにえらいとまどって、授業が終わっても席に残って収束しない理由を探していたのだけど、
こんな単純なことで間違っている自分が、どうしようもないやつに思えて、それ以来、気分が上がらなかった。
あと、簡単な関数の微分ができなくて、あーだめだなー、って気分になった。
なんというか、生活時間がずれていてボケていた、という説明もできるけど、それ以上になんかがっかりした。


それで、金曜日はゼミがあったのにもかかわらず、家で引きこもり状態になって、土曜日は研究紹介なんかがあったけど、
一応それには出席して、しかしながらまったくもって低テンションだったために、行事が終わり次第、研究室にもいかないで直帰。
翌週、月曜日に顔を出したら、同期の一人に、「もう来ないかと思って心配してました」と言われた。
相当浮かない顔をしていたと推測されるけど、ようやくブログを書くまでに精神が回復した。


別段、めちゃくちゃショックなことがあったわけでもない。
4月から慣れない研究室生活を送っていて、ふとがくんと動力が停止したような感じ。
別に無理はしていないし、まったく忙しくなかったわけだけど、周りと自分のギャップとか、
あるいは留年時代にはそうはいっても好き放題自分の家で過ごしていて、一種の引きこもりのようなものだったわけで、
だからこそ、他人と長い時間机を並べるのが苦痛だったのかもしれない。
実験科目が大嫌いだったのは、その辺りにもあったりするのかしら。


と、先週の自分を振り返ることができるくらいまでには回復した。またぼちぼち行こう。
授業は、もうそろそろ出席が足りないで捨てる科目も出てきてしまったけど、今出ている授業をきちんと今学期にとれば、
命はつながる計算になっている。


今日は朝から夕方まで授業があって、研究室に教科書を置いただけで、自宅に帰ってきた。
ぼちぼちやる。そろそろ4月の躁状態からの連続性のようなものは無関係になって、現実との折り合いが再び始まる。
そのほうがよいし、むしろあの4月が異常であったのだ。
一段がくんとギアを下げた状態が今の状態だと思うけど、この辺りが私の普通であり、
から回っていた自分が元に戻ってきた感じがして、悪くない。


スーパーで、ローリエと玉ねぎを買ったから、今日はミートソーススパゲティを自分で作る予定。
あじっくり行こう。焦っても仕方がない。
しかし、我ながら5月のブログの更新頻度を見て、少し驚く。
露骨に気力不足が反映されている。駄文を書くのにもエネルギーがいるようである。