やがて来る寂しい季節が恋人なの

今日も大学。朝から電力伝送の講義があった。
ぼちぼち理解できた。
その後に研究室に顔を出して、レポートをやった。
空中楼閣でも築くようなやり方で皆レポートを進めている。
分からない式を教えてもらうままに用いる。
背景はじわじわ分かればよいのかもしれない。
とりあえずは、今いる分野の表面で、子供の遊びをしていればよいのかもしれない。
回路の理解が不十分であるし、シミュレートすればするほど、回路というのはいったい何なのか分からなくなってくる。


研究室に来て一週間以上たっているけど、雰囲気には慣れている。
同じ研究室の人間との距離を詰めるのも、おそらく時間の問題なのではないかと思う。
別にこの歳になると、人間関係のいざこざなんて起こらないし、日々がすらすらと過ぎていく。
なんにしても、この早い時の流れのなかで、回路くらいはきちんとやらないとなぁ。


昨日は9時帰宅だったので、今日は早く帰ろうと思って6時ころ研究室を出て、それからラーメン屋に行った。
映画館にも行くつもりであったけど、何やら行かなかった。
ドラッグストアによって、お気に入りのシャンプーとリンスを買い、それからチューハイを買って家に帰ってきた。
久しぶりにBOSEのスピーカーで邦楽を聴いている。
日々過ぎていくなぁ・・・。
歳をとるたびに思うけど、バラードなど聴くと心に沁みる。
卒業していった友人たちは今何をしているのだろう?
私はなぜ今もこの大学にいるのだろう?
これまで精神的にふらふらになっていた時期もあったけど、それもなんだか遠い昔の話のような気がする。
高校の同期と比べて自分の学校がさえないから、いやになって学校に行かなくなったのはもう昔のことである。
別に比べる気も起きなくなっている。
どうでもいい、しかしながら少しだけ明るくなったかもしれない。
たいていの人間とは、ちょいちょいと軽い調子で話すことができる。
昔は随分、自分にたくさん背負わしていたのかもしれない。
今は全くそういうことがなく、まるで力が抜けている。
人生など思うようにならないし、流されて生きていくしかないような気がする。


家に帰って、チューハイでも飲みながら音楽を聴くのも良いなぁ。
そういうことが楽しめる歳になってきたらしい。
自分がここにいる理由なんて、別にない。
綿毛がふわふわと飛ぶようにしてどこかにたどりついただけの話で、偶然に支配されている。
自分が何をしているか、なんてどうでもよい。
日々、ただ過ぎていくだけの話である。


春はふわふわとして落ち着かない。心地よいともいえるのだろうけど。
よくわからない、宇宙の中にいる。自由などほとんど利かないし、わけもわからない。
とりあえず「流れ」に乗ったほうがよいらしい。
私が自立運動をしようとするとトラブルの元である。
もう知らん、本当にもう知らない。よくわからない。
ただ日々出された課題に、足らない頭で取り組むだけの話である。本当にそれだけ。


今使ってる回路シミュレータの価格見たら驚いた。
・・・環境は良い。だからなんとか自分の力のほうを上げないと。