激動の時代が始まる・・・


今日研究室の配置決めであった。
朝から将棋を一局指して、相矢倉の将棋で一手詰めを逃して負けたのが悪かったのかもしれない。
学科内で一番忙しいといわれる研究室に配属が決まった。
進級試験で点数が悪かった私は、二つの忙しい研究室のどちらかに入らなければならないという究極の二択を迫られ(選択肢がそれ以外になかった)、
仕方がないので「やや知り合いのような教官」がいる研究室を選んだ。
私を前の後期に助けてくれた「救う神」も在籍していた研究室であるが、今学期から移動で「救う神」は不在。
自分で招いたピンチであるので、甘んじて受け入れるしかない。
本当になかなかにハードな研究室で「不夜城」ともいわれているらしく、先のことを悲観し始めるときりがない。


研究室配属が決定したのち、友人と、友人の友人などが寄り集まり、良く分からないメンツ4人で学食に行った。
大学の話や、就職の話、大学院の話をした。
この集団は、年齢などばらばらで良く分からない集団である。
4留、2留、現役がそろっているという摩訶不思議な集団で、ルックスもかなり怪しい。
どいつもこいつも好き勝手に話すので、訳の分からない会話になる。
部活でこの春見送った友人たちは、結構普通な人達であったのだが、この集団の禍々しさは群を抜いている。
類は友を呼ぶ、というけど私自身もこのレベルでズレているのだろうか。
もしかしたらそうかもしれない。


昼食後、なぜかテニスを大学のコートでやろうということで、妙な4人でテニスが始まった。
・・・これまでで一番良く分からない集団だったかもしれない。
けれど、これが私の学科でできた友人であり、後1年ともにやっていく人たちなのだろう。
とはいっても研究室に配属されたらされたで、また違う人間関係ができてくるのだろうか。
昨日から、明らかに新しい人間関係、新しい人生の流れに取りこまれている。
最近思うのは、私のちっぽけな意図とは関係なしに、人生は私が抗する力などものともしないで動いていく。
なんだかヤバメの甲高い音を響かせながら、何やらデッカイものが私の意図を全く反映しないで動いているといった感じ。
学科で一番大変な研究室に配属されたわけだから、もう死んだつもりになって目の前のことをやっていくしか卒業の道はない。
退学に一歩近づいた、とかいうより、本当にマイナスからのスタートだなぁ。
マジで卒業できるか分からない状況になってきた。


明日は昼からノートPCをもって研究室に行かなければならない。
プログラミングの知識なんて全くないのだが、とりあえず日付変わるくらいは覚悟しておこうか。
私に自由はない。
というより、私は自由の意味を再度考える必要性に迫られるであろう。
優秀な教員がいて、優秀な学生も多い研究室みたいだから、多留の私は勉強させてもらう気持ちで行けばよい。


ハードな研究室に決まってしまったという興奮のせいか、今日は妙な胸騒ぎがしてならない。
ほんと、どうなるんやろう・・・。正直なんかすごく恐い。


(2012/04/04 追記)
この間受けた造船会社の封筒が今朝家に届いていた。
大きな封筒であった。最初に見るとなにやら自分の履歴書が入っていた。
それからおもむろに「不採用通知」が出てきた。
かなりマイナーな会社だと思って受験したのだが、一次予選敗退。
今までで一番本格的な採用試験であったために(半日費やした)、この不採用通知はかなり精神的に来た。
不採用通知をぼーっと見ながら数分、気持ちの整理をした。
精神的にかなり来るものがあるとは聞いていたけど、実はこの会社には期待していた分、反動が大きかったらしい。
試験ができていなかったのか、元気がなかったのか、色々なことが頭の中をよぎるわけであるが、
理由を考え出すときりがないので何処かで打ち止めないといけない。


なかなか4年生になろうとしなかった私は、おそらくこれを恐れていたのではないかと思う。
会社を受けても不採用、研究室は超ハード。
将来の見通しなんて立たないし、だからこそ心の底から不安になる。
そういう危機的な精神状態に立たされるのは実際に分かっていた。
だからこそ、何かきっかけとかとっかかりのようなものを持って4年に上がりたかったのである。
その目論見も失敗しているけれど。


なんというか、最近は自分の至らなさというのを反省させられる機会が非常に多い。
現状を考えると、何のアドバンテージもない今の状況に対して、不安というものを随分と感じる。
本当に自分自身の人生と再び向き合わないとどうしようもないような不安に駆られる。
私は今、未知の場所にいるし、どこから魑魅魍魎が出てくるかわからないような所にいる。
ここがどこだろうが、一生懸命やらないとなぁ・・・、世の中は厳しいものだ。