高機能自閉症,惨敗

NHKの「カラフル」という番組で高機能自閉症の子供の生活を特集していた。
自分の子供の頃と、かなり似ていたのでびっくりした。
何かできないとすぐに落ち込む。暴れる。暴言を吐く。
「宿題」というものに対して、極度に恐れを抱いている。
彼には「宿題」というものは、永遠に終わらないように感じてしまうのだろう。
終わりがあるのは経験上分かるのだけど、しかしながら出発点の時点では「終わらない」という気持ちに支配される。
高機能自閉症の症状にもグラデーションがあると思うけど、私の子供の頃の行動を振り返るとかなりグレーなような気がする。
でもここでの「高機能」って他人よりも優れているという意味ではなくて、
「機能は正常だけど自閉症」という意味なわけで、あまり得なことがない。
ただ、「宿題」に関しては、大学生になった今でも、実験レポートに限っては恐怖を覚える。


さて、今日はいわゆる「進級試験」であった。別にこれができなければ進級できないというわけではないけど、
この点数で研究室に割り振られるらしい。
とはいっても、私は一応就職組であり、そこまで倍率の高い研究室に入るつもりはないので、という言い訳をしながら、
まったく勉強を進めないままに受験した。
勉強するといっていたのだけど、とうとうしなかったな。
だったら就職活動もっとしろや、という話ではあるのだが、そちらの方もまだまだ・・・。
駄目人間だな、少し笑う。


しかし、後期から考えると、久々にこれだけ試験に惨敗したなぁと思った。ここらへんで負けておくのは悪くない。
負けてもそれほどダメージを食らわない勝負には負けておいて、精神体力を残しておいた方がよいのだ。
学期が始まったら、また毎日休まないで学校に行く。
ここが一番大切である。学校に真面目に行けば単位取れるやんけー、余裕余裕、なんて思っていたら、
また道を踏み外す。遅刻を連発すると、その内に休む。
そうすると、試験前に資料集まらんやんけー、まいったなぁ、友達に頼むのも億劫だ、もう知らん、となる。
次の学期始っても、後ろには「退学」という狼みたいなものが追いかけてくるイメージでやらねばなるまい。
前の後期は、不思議と試験勉強も最低限できたし、なかなか試験勉強に踏み出せない、とうとうしない症候群は、
今日の試験においては発症してしまったけど、この辺りも引き締めて次の前期はやらないとねぇ。


就活で忙しい、なんというのもあるけど、やはり学校優先でいこう。
単位はまだまだ残しているので、仕方がない。
就活もして落ちまくるだろうけど、気持ちを保ちながら。
しかし、状況を考えると、前の後期よりもさらに過酷である。
(・・・あまり「過酷」なんて言葉をあてないほうがいいかもしれない。気楽に真面目に。)
とはいっても、後期の最後の実験レポート地獄は思いだしても寒気がする。
あの数週間、生きた心地がしなかった。卒論もあんな感じになるかもなぁ。嫌だなぁ。


久々に、入学時から私と同じく留年しまくってる奴と煙草すいながら話したけど、
私よりはるかに迷走しているような気がする。
行政の公務員試験を、今から勉強して受かるとは思えないが・・・。
かといって説明会に行くのは恐怖に駆られているみたいだけど、数回足を運べば多少慣れる、というものである。
とはいっても行きたくなくなる感じ、というのは理解できる。
壁になってしまうと癖になってなかなか脱出できない。
もともと私もそういうタイプだから良く分かるけど、動かないと仕方がないなぁ、億劫だけど・・・。