貸家に戻ったり、知人と食事に行ったり

昨日は、祖父の葬式以来、親の実家に行って畑などを耕したりした。
祖父の生前、寝室では祖父と祖母が布団を二つ並べて寝ていたのであるが、
行ってみると祖母のベッドが部屋の真ん中にどーんと置かれていた。
なんだかとてつもなく寂しくなった。
あとは祭壇、灯篭などのお葬式以来飾っているものを片付けたくらいである。
昔は、こうやって家族で過ごす時間に大切なものがあるなんて思わなかったけど、なぜだかとてつもなく大切に思える。
家族というのは寄り添いあって助け合わなければならないなんて、昔は全然思わなかったのだが、
最近はなぜだかそういうのをしみじみと実感する。


家の裏に猫の額ほどの畑があって、それを鍬とスコップでよっこらよっこら耕した。
ジャガイモを植えるそうで、6月くらいには植えたジャガイモの8倍収獲できるそうである。
耕した後に、家の裏手にある倉庫にいったのだが、工具やそれで加工した木々などが飾ってあって、
それらは祖父が作ったものであった。
倉庫などは祖父が手入れしていたところであるから、なんだか主のいなくなった倉庫というのがとてつもなく物悲しかった。
時間があまりにも早く流れているのを感じてしまった。
なんだか色々なものがすさまじい早さで風化していくのではないかと思ってしまった。
それはそうで、私も今年26歳になるわけで、30歳というのもそう遠い話ではない。
祖母には私が就職した姿を見せてあげられれば良いが。
夜は、私と両親と祖母の4人で回転寿司を食べて、たまにはこうやって集まって飯を食えればと思う。


それで今日は家族に送ってもらって貸家に戻った。
部屋の掃除を手伝ってもらって(というよりほとんど母親がやってくれた、感謝)
貸家は居心地の良い部屋に返り咲いた。
家族との仲も最悪のころよりははるかに回復した。
一昔前まで私はかなり精神状態も悪かったし、突っ張っていたので、家族とはいろいろあった。
最近は、随分支えてもらっている感じがすさまじい。


その後、卒業間近の知人が、欧州旅行から帰ってきたと連絡してきたので、土産話を聞くついでに飯を食べに行った。
私より年下なのであるが、すでに就職活動を終えているので、いろいろ根掘り葉掘り情報収集。
参考になったかならないか分からないのであるが、就職関連の本を私にくれた。
その後、いつもの4人で最後にどこかに行こうという話になって、私ももちろん賛同した。
説明会の予定があるから、早めに知らせてくれと言っておいた。


大体、通算50社程度受けたらしく、とはいっても一か月とか二か月でそれだけ受けたわけではなくて、
だらだらと50社程度になったということらしい。
それなら想像できなくもないと納得。
大体、●ナビから今の時期になっても昨年就職した彼のもとに連絡が来るらしいのだが、
最後の方にはそれなりの企業しか残っていないよ、というアドバイス
なるほど、就職活動の全体的なイメージがおぼろげながらできた。


あとは土産話をしたそうであったので、適当に聞いておいた。
いいなぁ、フランスだのドイツだのイタリアだの、私も行きたいなぁ。
最近は周囲の人々ともぼちぼち上手くやっている。
究極的にはそれだけで良いような気もしてきた。