カラオケ、猫に餌やり

今日から3月とはなかなかに受け入れがたい事実である。
試験終わってから何したって、何もしてない。
しかしとにもかくにも3月になってしまった。


今日は昼までまた怠惰に生活していたのだが、実験で知り合った友人から電話があり、
学校関連のものの受け渡しのために近くのコンビニで待ち合わせをした。
それからなんだかんだで駄弁りながら、カラオケに。
チェーンの店でフリータイムで昼過ぎから夜の8時まで歌った。
私はもう歳であるし、歌う曲もなくなったので途中で帰ろうと行ったのだが、友人はまだ歌いたいらしく、
適当に私も付き合いで歌った。


最近のdam精密採点は非常に辛口であったが、「君が代」を熱唱して高得点をたたき出した。
他の曲は難しすぎてすべて80点を超えることはなかった。
試験期間中に聞いていた「愛燦燦」とか「海へ来なさい」を歌ってみた。
友人もアニソンと古い歌しか歌わないので、多少は気が合う感じであろうか。
10代のころは他人の前で熱唱するというのなんて神経質すぎてできなかったのだが、どこで間違ったのだろう、
まったく恥ずかしげもなく自分の世界に没入して歌うことができるようになった20代中盤。
一緒に歌を歌うということは、確かにいいコミュニケーションになる。
相手方は20歳そこそこのはずであるが、私がその年頃のころは他人の前で恥ずかしくて歌えなかったし、
「カラオケ恐怖症」レベルであったのだが、実に落ち着いて歌うものだと思った。


今日は本などを読もうと思っていたのだが、これにて時間がすべて潰れた。カラオケなんて久しぶりだったしまぁいいか。
日々過ぎていくなぁ・・・。
最後には森山直太郎の「桜(独唱)」を歌ったけど、もちろんもうすぐ来る春満開の季節を感じたかったからである。
しかし、京都に一緒に旅行に行った連中は皆、今年で「さようなら」になってしまうわけだけど、実に寂しい限りである。
卒業式の終わりのコンパには、私も日本酒をもって参上せねばなるまい。
良い酒を買って行ってやろうと思っていたりする。
あの連中と一緒にいろいろ車なんかで遠出することで、神経質で人を寄せ付けなかった私は大らかになったと思う。
それにしても別れの季節がもうすぐだとは、本当にさびしくなるねぇ。
一緒に弓関連で競い合って、よくご飯を一緒に食べに行った友人もそろそろなかなか会えなくなるのか。
出会いと別れの季節だ。
そういうことを考えると、就職できてもできなくても、私もあと一年でこの土地から出ていくわけで、時間は流れるなぁ。


その後、カラオケ店からだらだら駄弁りながら帰り、「進級試験の勉強をしといてくださいよ」となぜかお願いされた。
向こうは一緒の研究室にいくつもりのようであるが、あいにく私の第一志望は別の研究室であることを言っておいたが、
そもそも私がその研究室にいけるかどうか分からない。別に人気という研究室でもないけど、結局物性。
実験などもあわただしいとは思うし、行くなら砂川先生の「量子力学」程度は読破していきたいものだが、
読破できないとはすでに予測がついている。
磁性体なら基礎論よりも現象論なイメージではある。


その後、友人と別れた後に、行きつけのコンビニによって、軽い夕食を買った。
コンビニを出ると、いつぞや見た神経質な子猫がいた。
警戒しながらも私の方に「やんやん」と泣きながらすり寄ってきたので、再度コンビニの中に入って猫の餌78円を購入。
プラスチック製の入れ物に入っているので、猫缶のように舌を傷つけることもないだろうということで、餌をあげた。
寒い時期だし、雨も降っていたし、なんだか可哀想に思えたからである。
すべて食べるのを見届けて、食べた後のゴミを捨てて、家路に就いた。
元気に生きろや、あまり乱暴な奴には近寄っては駄目だよ・・・。


もうすぐ、春の季節だなぁ。
私だけでなくて、世界全体が良い方向に向かえばいいなぁ、など珍しいことを考えた。
明日は一件会社訪問を予定している。
ESも締め切りが近付いているものもあって、一つ書いてみようと思っているけど、手をつけないとなぁ。
まるでESは実験レポートと同じように、私の恐怖を喚起する。
それから、何かと物入り・・・。