研究室見学、散髪

今日は朝から研究室見学へ。
実験で知り合った友人と一緒に研究室をいくつか回った。


磁気メディアの研究をしている研究室を最初に訪れた。
磁気メディアって確か代換技術が出現し始めていたはずだけど、はたしてどうなのかな。
この研究室の教授の講義は、今期受講したけど、意図が分かればぼちぼち分かりやすいほうかとも思えて、
おまけに装置は今日行った研究室の中ではトップクラスに充実していた。
秘書さんも美人だったし、ここにしようかと思っている。
準教授のおっさんも嫌いなタイプではなかった。
雰囲気もいい感じであった。


もう一つは物理系のシミュレーションをやっているところ。
ここは他の堕落学科からも人が集まっていて、電気工学科から人があまり来ないようである。
他のガチガチな研究室と比較すると、学生もびっくりするほどちゃらんぽらんで、教育環境でここまでの差がでるのか、
と正直なところ驚いた。
公務員試験を受けるのなら、ここは拘束が緩いようなのでできることだろう。
ただ、学生があまりにもやばい・・・。
修士などいかないで早く就職すればよかったと嘆いていたのが印象的。
それでも就職活動の実体験の話は参考になった。
エントリーシートの添削は、はやり就職関連の施設を利用してアドバイスをもらおう。
そのほうがよい感じがしてきた。
しかしながら、そのエントリーシートや履歴書というのは、8年生の私にとっては非常に怖いものである。
そうはいってもここをパスしないと始まらないのが就活。


あとは電磁波系の研究室。ここの研究室はなかなかに人気であり、教授も賢そうだし、
学生も優秀なのが集まっていて、いわゆる電気工学科という感じ。
上の二つの研究室は、他の緩い学科から学生が入り込んでいるが、ここは純電気工学科系の研究室で、
定員も優秀な推薦組で埋まってしまうために、顔的に真面目そうなのが多い。
教授も切れそうな感じで・・・、ちょっとついていけないかな。
電磁気学究めるのは、良さそうだと思うけどねぇ。
修士に来なければ研究の進め方が分からなかったといっていたのが印象的。


あとひとつは、アモルファスシリコンの格子欠陥について量子励起の観点から探ろうという研究室で、
人気がなくて、さらに予算もないようで、実験設備もないし学生の数も少ない。


研究室を4つ回って、まだまだ他にもたくさんあるけども、たったこれだけ回っただけでも
ためになる研究室なのか、ただ所属するだけの研究室なのかはっきりする。
進級試験、頑張ったほうがよろしいだろうねぇ。
とはいってもシミュレーション系の研究室は、結構ぐーたらな人が多いけど、
実験系の研究室はなかなか就職活動との両立が難しいようである。
なんだかねぇ・・・。
それと、今日一緒に回った知り合いの質問が癪に障った。
文脈に関係なく、とにかく用意してきた質問をぶつけるものだから、はわわわっと恐くなる。
たくさん質問するのはいいけどねぇ。


明日は、会社の説明会に行くために多少遠出する。在来線で行ける範囲ではあるが。
その後、実家方面なので実家に帰り、またぐだぐだするのだろう。
親といろいろ話し合わなければならない部分もある。
そのために、今日は長らく散髪をしないでぼさぼさになっていた頭を美容院で綺麗にしてもらった。
というのも、遅い時間帯だったため、チェーンの美容院しかあいていなかった。


それから美容院の鏡に移る自分の姿に嫌気がさした。
なんか最近こういうことばっかりである。
自分の頭の悪さに幻滅して、自分の容姿の悪さに幻滅する。
ただ、思うに多くの人はそうであろうから、与えられた資源をなんとか元気よく運用していくのだろうなぁ。
鏡を直視できない自分、というのは容姿だけに限らない何かの暗喩ではないかと思ってしまった。


週刊文春先崎学氏の連載を読んだけど、将棋関連のエッセイを読むとなんであんな風に落ち着くのだろう。
将棋番組を見てもそうである。
なんか現実が私という小さな存在を圧倒しているけど、それに対して開いていかないとなぁ。
今年の抱負は「色々なものを見て、色々な人と関わる」だからなぁ。
あまり性にあっていない抱負だけど、やらなければ世界が広がって行かないわけで。


それにしても春めいてきたなぁ・・・、冴えない私とそれでも訪れる春。
なんだろうなぁ、この気持ち。