試験など

試験があった。
一応最後の試験。
朝九時ころからお勉強を始めた。
試験は昼からであるのだが、内容的に取りかかるのが遅い、間に合わないと途中で思い始めた。
やばい・・・、そう思った。


あまりのやばさに途中で、「これはもう駄目だ」と思い始め、諦めかけるのだが、しかしそれでも駄目もとで準備を続けた。
内容はベクトル解析や電気回路の交流理論であるが、まず過ぎると焦り始め、諦め始めたのが12時ころだったか。
諦めというよりも、できる範囲で対策をするしかないと計画を変更し、
演習問題を紙に書いて解くのをやめて、そのままあちらこちらに答えが書き散らしてあるレジュメを直接見て覚えることにした。
そうでもしないと多分間に合わなかった。


それで昼頃、諦め半分に試験を受ける。
・・・意外に分かる。というか結構解ける。全般的に解き方をさらっていたのが吉と出たのかもしれない。
一応すべての問題に答えて終了。
時間はぎりぎりであった。
なぜぎりぎりかといえば、前期に肝に銘じたはずの「合成関数の微分法」が思いだせなかったからである。
しばし、これはどうやって微分するのかしら、たしか方法があっただろうと思いながら、
そうだ、「合成関数の微分」というものがあるではないか、という答えに行き着く。
えーっとどうやるんだっけ、と試行錯誤をしながら、あーたしかこうだったと計算した。
そのせいで時間ぎりぎりではあったが、できたと思うわけである。どうだか知らないけどね。
でも今日の試験ぼちぼちできたのは、スウ氏のベクトル解析やっていたおかげだなぁ。
夏休みの自分に救われた。


ベクトル解析 工学基礎演習シリーズ2

ベクトル解析 工学基礎演習シリーズ2



その後、例のレポートの件で学内で色々した。
精神力が切れそうになったけど、進級はそれをしなければ叶わない。
正直、いつでも頑張ればできると思っていた進級が、これほど大変なことだとは思わなかった。
足を引っ張っているのは、実験科目なのであるが・・・。
総じて試験は全般的にすべてできたように思う。
残るは実験一科目という敵のみ。こいつを最後に撃破する。


もし進級できたら思うだろうなぁ。もうこんな思いはしたくないと。
真面目に学校に行って、真面目にレポートをコツコツ書いて、これ以降冷や汗垂れるような状況はもうごめんだと。
先週など精神的にあまりに不安定で、レポートにも取り組めないという精神状態であった。
先週は悪夢のように苦しかったなぁ。
もう二度とごめん。真面目に生きよう。
一科目、発表があって受かっていた。どうなるかと冷や冷やしていたのが・・・。
とはいってもその科目は、落ちた人に対して追試をするようで、落ちても救済ありだったのか。


授業科目の救済はあるけど、実験科目の救済を受けようとすると教員さんの目が厳しい。
実験科目が駄目な人はどうすればいいのよ、工学部さんよ。


進級に必要なのは、根性か。それも私が思う以上の根性であった。
想像とかなり違った。もう頭が痛くなるほど大変。でも無駄な時間も山ほど過ごしているけども。


しかしこれで進級したら、自分でも驚く。
すべてがすべて、計ったようにぎりぎりで通過しているわけだから・・・。
実家から送ってもらった栄養ドリンクは、もはや必須。
明日は学校のとある研究室でレポート書くかも。


まぁ結構きついこと言われたり、あるいは案外優しく接してもらえたりするわけだが、
駄目だったら駄目でいいよ。駄目でもともと。
あとは私が技術系としてやっていけるかどうか、天がその運を試してくれる感じ。
天が駄目っていったら駄目なんだろう。この道が私に合わなかったということである。
すべて終わったら映画館に行って、思いっきりビールを飲む。
それが最大にして唯一の楽しみ。
今週末にはそれがどっちにしても可能だから、おいしい酒、飲もうや。
それにやるにしても気持ちだけは暗くしないように。
ハッピーに生きようぜ。


(追記)
家にあった、もうレポート書いてしまった実験科目の書類をすべて捨てた。
部屋の角に山積みになっていたのである。
部屋は非常にすっきりした。
なにより気持ちが異常にすっきりした。
相当嫌だったんだろうなぁ(笑)。