授業開始

冬休みが明けて大学が始まった。
電磁気学の授業は演習中心。
いままでの範囲をまとめたプリントをもらう。
自分でそういうことをやらないとなぁと思っていたため、手間が省けた。
コピーしてトイレにでも貼っておこうか。


明日はその電磁気学の補講があるらしいが、あいにく行こうと思っていた企業説明会もある。
けれど、結構いい会社なので、大学院生を募集していたりするのではないかと思う。


次に離散回路の授業があるはずなのだが、教官が来ない。
30分以上来なかったので休講と考え、家路についた。
税金で給料もらっているのに、この教授はたびたびこういうことをする。
もちろん私も税金で勉強しているのに、何年も留年している非国民学生。
とはいっても駅弁大学の学費も年々高くなっている。


それでスーパーによって食材を買って家に帰る。
学食で昼飯を食べる必要はなかった。授業がないなら。
学生であふれかえった昼時の学食で食べたが、私は友人がいないので一人で食べる。
「ランチメイト症候群」とか「便所飯」(こちらはネタだろうけど)というのが世間にはあるらしいけど、
私はそんなこと一向に介さずに、一人でドカッと座り、飯を食べた。
昼時なんて、どの人間もグループできていてびっくりする。
みんな一人で食べるようになったら、座席も効率的に座れると思うのだが、そうはいかないみたいである。
こうは言うけど、私もあの昼時に一人で飯を食べるのは多少勇気がいる。
なぜなら一人で食べている人間なんて、滅多に見当たらないからである。
ウォークマンで自分の世界に没入しているからできる芸当といえるかもしれない。


飯を食べて帰ろうとしたら、知り合いにあった。
よく煙草を一緒に吸いながらだべる仲間なのだが、「今からあいつと飯食う予定なんだ」という。
それを何回も連発するものだから、
なるほど「お前は昼飯一緒に食べないけど、俺は一緒に食べる仲間がいる」という自慢だと、
疎い私は漸く気付いた。
「俺は友達多い分、お前より優れた人間なんだぞ」と自慢する人間というのは、中学、高校と過去何人もいたが、
そのうちすべての人間がろくでもない人間であった。
自分で生きていないし、実際に友人と呼べるほどの人間は実はいなくて、希薄な関係の中で苦しんでいる人間である。
いわゆる「キョロ充」的性格の人間が、この手の自慢をするのであるが、キョロ充は爆発しとけばいい。
リア充よりキョロ充が爆発すべきである。


久しぶりに学校に行くと、なんだかどっと疲れてしまった。
人が多いなかで過ごすのは、結構刺激にはなる。それは悪い刺激ではないのけど、久しぶりだとびっくりししてしまう。
明日も朝から学校へ。そしたらセンター試験のため、大学はまた休み。