酒造メーカーについてgoogle先生に聞いてみた

●ナビを使っても酒造メーカというのは、数える程度しか出てこない。
それも誰でも知っているような大手メーカは、ブックマーク数が6000人と受かるはずがない。
おまけに私は酒造メーカに行くなら、多少たりともお酒の製造に直に携わりたい欲望のほうが強いため、
生産ラインで機械が動くのを制御するだけの仕事はちょっと嫌だ。
むしろ杜氏に近いことがやりたい、などとわがままなのでいろいろ調べてみている。


酒造メーカにもグラデーションがある。
杜氏という日本の伝統文化独特の師弟制度に基礎をおいているところから、
その伝統を大切にしながらも、保守派の意見を抑えて科学理論を融合させ(農学やバイオの分野)
お酒造りに携わる女性の杜氏までいるという。
ただ科学理論ですべてお酒の醸造という現象を従えきれるはずもなく、理論の網から何か漏れ出すはずだが、
そこで伝統的な酒造文化と科学理論の融合なのだと思う。
(伝統というのは人が積み上げていった芸であり、だからこそ科学理論が取りこぼしそうな何かを掬いあげることもあるはずだ)


私は全国の酒造メーカのリストを検索で入手し、近場の酒造メーカを一軒一軒google先生に聞いていった。
●ナビで募集していない酒造メーカがあると思ったからである。
そこでは、過去は募集していたが今年度は募集していないというメーカもあったり、
私のところは量販店も何も使っていないし、下手な広告なんて一切しないし、
さらには大企業で歯車になるような奴はいらんぞ、と書いている頑固者が、案外採用者を募集していたりする。
この雰囲気嫌いではない。というよりむしろ好きだ。


とはいっても酒造メーカの就職活動のしにくさというのは、基本的によほどの大手の酒造メーカでなければ、
人手は少なくていいので、その小規模のメーカは気まぐれに人を取る年と取らない年がある。
小規模のメーカに限定して言えば、多くの酒造メーカは募集していないが、その中の3%程度のメーカが
多少募集している
毎年限定された分だけ作り、それを売り、生計を立てるわけであるから、中小規模の酒造メーカというのは
人が少ないほうがよいのであろう。
さらに酒処というのは津々浦々であり、中小規模の酒造メーカは地元密着型で、東京本社がないというのも
就職活動のしにくさの一つである。
最悪、多少出費はいるが東京に行けばなんとか面接はできる、というような就職活動とは違い、
とにかく地元に行って、現地に行ってお話を聞かなければいけないし、そもそも聞くべきである。
この場合、出費というのはそりゃあまあ大変なものがあるし、さらに言えばそれだけお金をかけたのに、
入社できるとは限らないわけだから、地元周辺でやはりやるか。
とりあえず、地元周辺でかなり個性の強いメーカが募集しているので、そこに一度足を運んでみようかしら。
見学なども受け付けていますというし。


電気系技術者を募集している酒造メーカというのは、中規模から大手である。
一方で、製造ラインなど作っていないところもやはりあるわけで、それらが全国にたくさんある。
酒造メーカの大手にはそれはもう、採用してもらえることなど不可能だと思われる倍率ではあるが、
一方で小規模の酒造メーカも硬く口を閉ざしている。
狙いは中規模の会社であるが・・・。