角換わり(升田定跡)

最近は将棋ブログなんかを巡っている。
英語学習でも大学生活でも、ブログランキングというのがネット社会には存在しているが、
あのランキングをたどって目ぼしいブログを散策するのである。


それで、角換わりの将棋について説明していたブログがあり、
「升田定跡」というものを紹介していたので備忘のためにメモをしておく。


角換わりにおける「升田定跡」というのは、まず先手なら4筋、後手なら6筋に位を取る。
そしてすかさず桂馬と銀でその位を守る。
位を守るというのは、結構な素早さが必要だから、桂馬がすぐに跳ねることができるように
歩を突いて準備しておかなければならない。
(位なんて取らせてもらえるのかしらと思うけれど・・・)
その後、「桂馬のふんどし」で自軍の歩を二つ守るわけであるが、6筋のほうに
歩の下に角をうちこむ。(先手なら4筋)
そして金を桂馬の前に上げて、相手の守り駒の銀に歩を突いてぶつけていくという奴である。
もしかしたら後手限定なのかもしれない。


角換わりの将棋は今日もたくさん角換わりになった。
私のような低級の人間がする角換わりというのは、お笑いものであるが、
なんといっても角換わり、紹介していた上級の人間でも手詰まりを起こすのである。
お互いににらみ合って、守り駒を揺らしたりする状況が結構ある。
迂闊にしびれを切らせて無理に攻めていってもどうしようもないのである。
しかし、この「升田定跡」で、今度は手を作ることができるかもしれない。
とはいっても位を取るということは、結構できないことが多い。
私なら角換わりで位を取らせたくはない。なぜなら角の打ち込み場所が出来てしまうから。


そういえば「香を引く」という意味を初めて知った。
升田先生は、「名人に香を引いて勝った」というが、
昔の名人戦は連敗するといい勝負になるように、ハンデのために香を落とすというルールがあったらしい。
今は廃止されているルールらしいが、「名人に香落ちで勝った」ということらしい。
漸く意味がわかった。「香を引く」というのは、升田さんは香の使い方が非常にうまかったのか、
と勝手に思っていた。香が好きな駒なのかと思っていた。
大昔の朝ドラよろしく・・・。
違ったみたいである。


角換わりは手詰まりになりやすいから、今度できたら「升田定跡」を試してみよう。