ホントに勝てる穴熊 四章まで読んだ・・・  そして本当に勝てた!!


今日は四章まで読んだ。
今度は振り飛車穴熊で、棒銀や斜め棒銀に対抗するというお話。
四章まで読めば、居飛車穴熊振り飛車穴熊についてざっとさらったということになる。
ということでそこまで読んで実践をしたわけである。


居飛車穴熊振り飛車穴熊が両方使えないと、なかなか穴熊使いにはなれない。
なぜなら向こうが棒銀戦法できたときに、居飛車穴熊などしようものなら
粉砕されてしまう。
その場合は、振り飛車穴熊で迎えたい。
つまりは向こうが居飛車なら振り飛車穴熊
向こうが振り飛車なら居飛車穴熊で迎えたいということである。


そういうことなら序盤が大切になってくる。相手が居飛車なのか振り飛車なのか
わからないからである。どちらで組むのか分かり次第、居飛車穴熊振り飛車穴熊に組むわけで、
この辺相手の駒をよく見ながら、最初はどちらでも組めるようにごまかさないといけない。
これが難しい。


今日は将棋24で4局程度レーティング対局をした。
最近はレーティング対局とはご無沙汰である。なぜならこの「ホントに勝てる穴熊」の
第一章を読んでから早速実践してみようと思ったのだが、
こちらが「居飛車穴熊」に組んでる時に、棒銀をされて崩壊したのである。
それで負けまくってレートが11級の最低値まで下がったので(450)
さすがにまずいと思って、レーティング対局をしばらくしていなかったのである。


結果を言うと4戦全勝である。まぁ相手が11級程度の相手だったからだと思われる。
10級になると棒銀とツノ銀では厳しかったイメージがあって、レートが600以上には
なかなかならなかったのであるが、さて穴熊をにわかに覚えてどうなるかという話である。
もう少し指し慣らさないといけないと思う。
しかし、居飛車穴熊にしても、振り飛車穴熊にしても、いわゆる穴熊の構えにはなかなかできない。
どちらも金が一つ欠けた形までにしかできない。
ただ、王様が端っこにいるので、「玉が遠い」という状態になって、
相手に一度も王手されないで勝てる、ということが可能である。
たとえ中盤でミスしても、穴熊で粘ればこっちに駒がくるわけである。
そしてギリギリ勝てたりする。


今日の最初のレーティング対局はひどいものだった。
相手が振り飛車でこちらは居飛車穴熊に組んだのだが、
駒損しまくって(お馬鹿だから)、穴熊はきっちり組んであるのだが、
絶体絶命の状態になった。
穴熊で粘り、そして相手が弱かったから大逆転。
その後、調子が出たのか、一回も負けなかった。
居飛車穴熊vs四間飛車の形にもなって、ほとんど「ホントに勝てる穴熊」と同じような
状況になった部分もあって、あまりに思い通りに事が運んだために、
今日のベストゲームだと思える一局をうつことができた。


その一局はkifu for windowsで保存した。
将棋24の棋譜も簡単にkifu for windowsの拡張子に変換できるというより、
自動でしてくれるので、このkifu for windowsというソフトに全面的に助けられている。
棋書を読むのにも必要だし、ベストゲームを記録するのにも必要であるし、
プロ棋士同士の対局を見る時も、このkifu for windowsを起動しながら棋譜を記録してみている。
特に穴熊戦になると参考になるので、渡辺氏などの対局を見ている。
渡辺氏と久保氏のNHK杯がなかなかおもしろかったように思う。


「ホントに勝てる穴熊」という題通り、11級程度なら今のところ全勝である。
(明日負けるかもしれないが)
あとはこれで10級から9級に行けるか、それ以上にいけるかというところである。
もう一冊穴熊の本を買おうかとも思っていたりする。
穴熊といっても居飛車穴熊の本であるが・・・。
それから新書も買ってみようか。面白そうだ。


四間飛車破り 【居飛車穴熊編】 (最強将棋21)

四間飛車破り 【居飛車穴熊編】 (最強将棋21)

頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書)

頭脳勝負―将棋の世界 (ちくま新書)


もっと補強して、級を上げていかなくては。
目標は初段だな。


実践で大切なことは、振り飛車穴熊でも居飛車穴熊でも、
3筋と7筋をいい具合に使うこと。
角と飛車をこの二つの筋でサイドチェンジさせることより、敵をかく乱できる。

それから、穴熊といっても金二枚使った穴熊にはなかなか組めない。
無理したら居飛車穴熊でも振り飛車穴熊でも大変なことになる。
振り飛車穴熊では金は一枚で穴熊にしている。
それから居飛車穴熊でも金で中央を突いてこられると、どうしても金を上げざるをえない。
したがって居飛車穴熊のときは次のような形になることが多い。