いつもの定食屋へ

今日は行きつけの定食屋へ行ってきた。
店員さんには顔を覚えられているだろう雰囲気である。
食事時の混んでいる時間ではなくて、空いている時間を選び
黙々と「キャプテン翼」を読みながら、定食を食べる。

最近の現実逃避は「キャプテン翼」である。
昔、中学生の頃キャプテン翼ワールドユース編を読んでいたが、
ろくに趣味もなかったために、何度も何度も繰り返し読んでいた。
試験期間になるとより一層その癖に拍車がかかった。
一巻から最終巻まで読むという妙なことをしていた。
あの頃から試験勉強できないという人間だったらしい。

散髪屋に行こうとも思ったのだが、今日は月曜日。
全ての散髪屋は営業していなかった。
映画も見に行こうと思ったのだが、おもしろくなさそうなものばかり。
結局キャプテン翼ヨーロッパリーグのお話をぱらっと読んだだけである。

しかし、翼君は小学生の頃が全盛期だったのではないかと思ってしまう。
翼君が大人になればなるほど、非常にまともなプレーをし始めるのである。
リバウールというバルセロナのトップ下の選手の元ネタは
おそらく少しばかり前のブラジル代表リバウドであると思うのだが、
現実にいるプレーヤーを少しだけ名前を変えて漫画に出すようになってから、
あまり非現実なプレーをさせるのが恐縮なのか、
飛んだり跳ねたりしない、比較的真面目なサッカーをするようになった。

小学校時代のキャプテン翼なんて、システムがどうのこうのなんてなくて、
ただひたすらゴール前からドライブシュートを放ったり、
タイガーショットを放ったり、ゴールのはるか上からオーバーヘッドしてみたり、
人間業とは思えないほど(システムなんて言っても仕方がない)のプレーばかりだったのが、いまでは真面目にシステムだの身体の左右のバランスだのいっている。
その辺が最近のキャプテン翼を読むと多少萎える理由なのだろう。
多分翼君の全盛期は小学校のころだったのだろう。