ぐだぐだしてる

先週は,一応大学院1年の前期が終わったので,研究室の同期と焼肉に行った.
私も多分単位はとれていることであろうし,研究も私なりには進めた.
研究に関しては自分でもそんなに褒められたものではないけど,まぁそれなりにやった.
あとは同期の一人が脱落してしまった.
多分、もう戻ってこないのではないかと思う.
この狭い研究室では,人間関係も適当に処理しないといけないから,そういうのもあったことだろう.
昔の自分を見ている様かもしれない.彼はまだ幼かったのではないかと思う.


今の研究室では,特に成績のいい俗物人間が集まるために,人を下げて自分の地位を上げようという輩が結構いる.
彼はその教養のない馬鹿どもの餌食になってしまった.
この地方大学では研究で成績が良い人間と悪い人間で,研究にさほど差は出ないのではないか.
成績の良い人間って,研究発表のパワポとかを丁寧に作ってきたり,そういうことするので一瞬優秀そうに見えるけど,
別にスライドづくりが研究の骨子ではなくて,要するにそのネタが大切なわけだけど,
驚くような研究成果を出している人なんてほぼいなくて,皆が皆,大体横ばいだから,人を下げるというような
気持ちの悪いことが行われるのである.
昨年度に卒業していったメンバーはそういう感じではなかったが,研究室を牛耳っている今の人間どもの公共心のなさといえば,
なかなかすさまじいものがあって,かわいそうなことに「先輩のいうことは絶対」とでも勘違いした純朴なやつが,
研究室に来なくなる,なんてことになったのである.
かわいそうに.


そんな理系っていっても幅広くて,こんな人間関係なんて世俗の事柄が関係しない分野もあるし,
私がやっている工学などは,昔の大天才がやってのけた大研究を体系坂した知識をもとに,
やれ自分のほうがかしこい,お前のはだめだ,と言い合うような世界のようにも思える.
もちろん工学でもきちんとした人もいるだろう.
でも少なくとも私の周りはそうじゃないように見える.
もちろん頭の切れる先生はいる.尊敬もできる.
んでも学生に絞ってみれば,なんつーか地位争いに終始して,微小な差を異様に増幅するトランジスタみたいなことをしている
奇妙なやつらも結構多い.
そしてそういうやつらに限って,研究室のコネなるものを上手に使って有名企業に就職し,
自分は空気読めますよみたいなしたり顔をしながら,「コネなんてあんま関係なかった」という後日談を話しちゃう.
はたしてこの大学の名前程度でその有名企業に入って,お互いにまた微小な差をトランジスタして,
そういうことしながら,エンジニアリングとまたのたまうのであろう.
なぜそういう企業が腐らないのか不思議だけど,世界でみればこれ以上腐ったことなんて山ほどあるわけで,
とすると腐らないんだろうねぇ,少なくとも金銭的には.


おお,ここまで書いて,まぁぼちぼち乗り切ったけど,愚痴が出るのは結構いろいろ私も我慢していたのであろう.
後期はどうなるか,それから就職はどうなるか.
私などはどれも流れに任せるしか,能はないのだけど.


兎にも角にも世の中はどこもいばらの道だし,皆が皆押しくらまんじゅうしているのが世の中なのかねぇ.