強い人々

今日は朝から報告会なるものがあり出席。B4の推薦組の報告があるので、彼らがどんな報告をするのか気になっていたわけで、
とりあえず出席してきた。
総じて、レベルが高いように思えた。ある教官は、「今年の4年生はみな格好の良い発表をする」と言っていた。
「※ただし、成績優秀組に限る」という条件付きではあるけれど。
確かに、皆スライドを作りこんでいるし、よくよく調べている。
以前、私があまりいけ好かないと思っていた奴に限っては、えらくすらすらと報告が進んでいた。
むしろ、前に発表したM2の人よりもすらすらと論理だって話しているようにも見えた。
ただの過去問共有野郎俗物野郎だと決めつけていたのだが、どうやら違うらしい。
今日のB4はほとんどの人がマトモに発表していたわけで、その様子を見ていて、自分にできるのかと思ってしまった。
この不安感、昔はよく感じていたもので、これがあると恐怖に駆られて努力するようにはなるのだけど、
はたしてそれでも追い付けるのかどうかと、内心かなりビビッている。


大学院進学を「行ってもいいんじゃない?」と言われて、安易に決定したわけだけれど、
そのつけというのはどこかで払わなければならない。
それでも彼らを見るにつけ、日頃夜遅くまで研究室にいてなんやかんやしているし、間違いなく努力は人一倍しているわけで、
そういうところを見ると、年下ながらこいつら人間で来てやがる、と思ってしまうわけである。
私のようにふらふらしていない。


今日はそんなところだけど、元気出していかないとなぁ。暗くなっていては駄目だ。
しかし、どいつもこいつもやりおる。こんだけ不安になるのは、寝不足も相まってかもしれないけれど。
実際に自分で研究していないし、だからこそ彼らが神秘のベールを纏ってまぶしく見えるのはわかるのだけど、
実際にまぶしかったらやはり困る。
不安の原因は、この数か月で院試組は院試の勉強をしていて、推薦組は研究をしているわけで、
彼らはこの数か月で私にはわからない専門用語というのを獲得して、それを自由自在に操っているように、
少なくとも今の私からは見えてしまうからである。
あとスライドも作りこんでいるので、視覚的に強烈な印象も植えつけられる。
あまり不安に駆られないようにしないといけないわけだし、気楽にいかないと駄目である。


人の情勢というのは気になるものだけど、私はそれでもマイペースに行くしかないわけで。
今週の大切な試験がろくにできなかったのも相まって、あまり精神状態が良くないのは事実。
こんな時期もある。