優等生たちの晩餐、通俗テストを受験

一昨日は、学科の飲み会があり強制出席(つまりサクラ)。
あまりに参加人数が少ないために、所属している研究室では強制的に出席が求められた。
教授と学生が一緒になってテーブルを囲み酒を飲む、というやつであるけど、ご年配の教授の話は正直言って退屈であった。
司会も学生で「ハリボテ」感がたまらない。どこもあまり会話が弾んでいないようである。
この会では、春先に受験した進級試験の成績優秀者表彰というのがあったけれど、所属する研究室からなんと3人も受賞していた。
となりの研究室の先輩と話していたら、その先輩も貰ったという。
聞けば「この研究室以外、行きたくなかった、絶対この研究室が良かった」といっていて、
今いる研究室は、それなりに「強い思い入れ」というものをもって入ってきた人間が多いようである。
その中に紛れ込む、家鴨が一匹。すなわち私である。


飲み会で年配教授の相手をしていたのは、私のテーブルでは同じ研究室の修士の学生で、
彼がまた絵に描いた優等生なのである。スポーツでこの地方の大会を勝ち抜いた経験を持っていて、なおかつ優秀。
昨年の成績優秀の表彰を受けたようである。
聞けば、電力会社を志望しているようで、そんなに賢いのなら電力会社なんて退屈だと思うのだけど、
学科におけるというか、世間においても電力会社というのは一種のブランドである。
私の知り合いにも電力会社に行った人間がいたがとてもつまらない奴だったし、
今季は電力会社から派遣されてきた講師の講義もとっているけど、毎回正直つまらない。
電力会社ほど「優等生」という単語がきれいにあてはまるところはないだろう。
それで、いままでいろいろな飲み会に参加してきたけど、この学科の飲み会が退屈な理由というのは、
みんながみんな「頭でっかち」だからである。私が「脳足りん」でこのタイプの飲み会を楽しめない、というのが本当のところだけど、
一緒に酒を飲んで楽しいのは、もっと下品な連中と飲んだ時である。
学校的飲み会は本当につまらない。


それで、会場から研究室に戻る途中、表彰されていない私と同じ研究室の仲間とお話。
「あいつらやるなー」という話であったが、彼は「自分には何のとりえもなく自信をなくした」といっていた。
別に自信をなくすことはないと思うのだけど、若いから仕方がない。
所詮学校でまじめにやっているだけだろうが、と罵りたくなるのが「劣等生」の性であり、
私くらい劣等生を何年もやっていると、性根まで浸食されるのである。


家に帰って、勉強すると思いきや、大して勉強しないでだらだらとネットをして就寝。


今日はお昼に起きて、そそくさと準備をして通俗テストを受験。
part2は何気に鬼門である。練習していなかった。
part3,4は、作戦通り「先読み」を実行して、ぼちぼち私にしてはできた。
それからリーディングであるが、時間がなくて「問題のルール」を把握しただけで臨んだ結果、時間が足らない。
「時間が足らないリーディング」とは聞いていたのだけど、対策を打ちようがないし、一回「時間の足りなさ」というのを
自分で味わわないと分からないものである。
さて、スコアはいくらで返ってくることだろうか。前々から言っているように、いくらであってもスコアはブログで公開する。
公開処刑になる予定だけど、不勉強がたたっているので恥をかかなければならない。


それでも「方策」でできるところまでやったわけで、あれ以上、現時点ではやりようがない。
最後にはやはり地力である。「試験だから攻略法がある」と言われているわけだけど、それはある程度の英語力を前提としている。
とはいえ、過去問をやり込むというのは間違いないと確信した。またいつか受けるかもしれない。
さすがに少しばかり悔しい。


その後、本屋により梅棹氏の本などを買ってみた。まだ読んでいないけど。


文明の生態史観 (中公文庫)

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