春休みなのか学期期間中なのかよくわからない

レポートをついでに出そうか考えていたりするという
春休みなのか学期期間中なのかよくわからない時期である。
今週中に何とかいくつか出そうか。
遅れている理由はあるといえばある。
正式に説明できる書類も持っている。

しかし、8年大学に通うことが決定している今、
私は一体何を思うのか。
なんというのかこの輪廻から逃れることが出来なくなった。
真面目に勉強しなくなったのはいつごろだろう。
結構昔からか。
授業に出て試験前にノートを覚える。
それを無意味だと思って突っ張っていたのはいいのだが、
気付いてみればこの大学に8年も骨をうずめることになっている。
馬鹿げた話である。
工学で8年とか本当に信じられない。8年もかける価値はないだろう。
くだらない日々をくだらないだけ送ってきたのである。
何かが進展したことがあっただろうかと思う。
少なくとも学業に置いてはなかった。
私をはっとさせるようなスキームのチェンジなどはなかった。
日々嫌なレポートを書かなければいけないと思いつつ、手をつけないという
死んだような時間を何時間も過ごしてきた。

死んだ時間を過ごすことについては私の右手に出る人間はいないだろう。
昔中学生の頃、公文式をしていた。
親は私に公文式のメニューをすべてこなしたらテレビを見てよい
というようなことをいった。
私はてきぱきこなす人間ではなかった。
むしろ嫌なものをするのが苦痛であった。
苦痛の中で公文式を解いていた。気分は最悪であった。
私の妹は私より年下の癖に、私より数学で進んでいた。
そのことが私をさらに憂鬱にさせ、やる気を奪った。
そうやってどんどん公文式にだらだら取り組む時間だけは多くなった。

嫌で嫌で仕方がなかった。気持ちが悪かった。取り組むのが嫌であった。
ある日答えを見ながら解凍していたのを母に見つかった。
馬鹿みたいに怒られて、公文式をやめることになった。
しかし、かといって私を叱り飛ばしながら勉強させていた親が
ものすごく勉強ができるというわけでもない。妹もしかりである。
親は私から無駄に自尊心を奪っただけである。
公文式のように大量の問題をこなすのは一時期必要かもしれないが、
そんなに長くなくてもいいのではないかと思う。
ただ、数学に関してものすごく苦手になるということがなかったのは
今でも感謝してはいるのである。

何にしても、そんな昔の話をして何が言いたいかといえば、
希望でもない大学に来て、空しい勉学をさせられて、8年も拘束されている現状を
私自身どう思っているのかということである。
もういやだ、という言葉も出ない。
毎年くだらなく過ぎていく時間にもう慣れ過ぎている。
希望というものを持ちながら努力するということを、
もう何年も前から放棄している状態である。

幸せかと聞かれたら、下らな人生を送っていると間違いなく答えるだろう。
いつからこんなバカみたいな人生になったのか。
しかし、私が難関大学に合格して、そのまま勉強に励むとは到底思えない。
電気工学科に入って、この工学部というのは職業学校だと気付いた。
優秀な人間もいるかもしれない。
私にはまるでロボットのように見える。
教官に言われるままに、ノートをとって研究をして・・・。
私がこの大学にはいったとき、この大学院生に感じた嫌悪感というのは
今でも覚えている。こうはなりたくない。
工学で大学に6年も通うなら、医学で6年通う医学生と比べて
あんまりではないかと考えたりもしたものである。

おまけに、大してみなさん勉強して入った大学でないにも関わらず、
大学院までいくのだから訳が分からなくなってくる。
そうやって教授の手伝いして、ラットレースして企業に就職していくのかと
考えると、もう死にたくなるのである。

しかし、だったら私自身は一体どう生きたいのか。
あれはいやだ、これはいやだという。
どれもこれもがいやで自分にふさわしくないと私は言う。
そういう癖は昔からあったなぁ。
この部活は嫌い。このクラスは嫌い。授業は訳に立たない。
そうやって全部拒否していくような人生である。
それが中学生のころからいまのいままで続いている。
高校だって私に出席が任されていたら、私は確実に行かなくなっていただろう。
なんだろう、中学にしても高校にしても、大学にしても「させられている」のである。自分で希望していない。

そうやってどんどん月日が流れていく。しかし、いろいろなものを拒否する私は、
一体自分がしたいことなどあるのだろうか。
自分のしたいこともない。人から何か言われてやるもの嫌だ。
結局のところ、なにもしたくないのかもしれないと、私自身に結論づける。
何もしたくないのかなぁ。ただダラダラしているのが好きだとか・・・。

大学に8年も通い、一体この先私には何が待っているのか。
正直なところ、「学校」が嫌いなのかもしれない。
この分では「会社」も嫌いだろう。
結局のところ人間が嫌いなのかもしれない。

もう大学に8年通うということにかんして、私自身何かコメントはしていない。
どうでもいいという感じの方が強い。
ろくなものではないだろうと、思っていたりもしている。
会社に就職しても、もしかしたら辞めるのかもしれない。
馬鹿みたいである。