可笑しな大学だ,芥川賞の記者会見笑った

今日は久しぶりに授業。最近は実験もないし、平和な日々であるが授業がぽつぽつある。
それで離散回路に出席してきたのであるが、カウンタのお話。
JKフリップフロップというのがカウンタには使われているので、このフリップフロップは押さえておかなければならない。
トグルモードというやつがあって、これを用いたり、あとはこのフリップフロップのクリアという機能を使って、
カウンタというのを実現する。


リプルフリップフロップと並列フリップフロップについて学んだ。
リプルのほうは、非同期式カウンタといって、クロック入力を最初のJKFFにぶち込んで、
第一のJKFFの出力を、第二のJKFFにぶち込む。四つくらいつなげば16進程度のカウンタが出来上がる。
しかし、クロック入力を第一、第二とJKFFを経由して伝えるために、JKFFの処理速度によってそれぞれの動作が遅れるらしい。
そうはいっても微々たるもので、そのような時間遅れが問題になるレベルのエンジニアリングというのは、
例えば軍事だとか医療だとか、そういう高級なものに限るだろう。


それでそのタイムラグをなくすためには、クロック入力をすべてのJKFFに入力することで、
共通のクロック入力をそれぞれのJKFFに入力するということはつまるところ、「同期」させるわけで、
同期式のカウンタがある。並列カウンタといって、文字通り共通のクロック入力がありJKFFが並列に並んでいるから
そのように呼ばれるわけで、共通の時間軸で動いているカウンタといえる。
この並列カウンタは多少複雑で、リプルフリップフロップのほうが単純であるのだが、利点は同期式というところだろう。


それでカウンタの宿題が出て、今日くらいやろうかなと思う。


その後、補習があるはずであったが、なぜか教室が別の講義で使われていてびっくりした。
しかしながら掲示板に書いてあるのはその教室であり、仕方なく帰ることにした。
可笑しな大学である。
あと試験日程が発表されていたが、一つだけ私が受ける科目の日程が発表されていなかった。
少し待って発表されないようであれば、メールで聞かなければならない。
可笑しな大学である。


帰るときに、親しくしている実験の教官と会い、多少状況を報告して困ったら来てくれということであった。
サークルの先輩で大学人をしているので、とても助かるし、心強い。
試験日程見たけど、私はあまり試験がない。実験が二つあるという程度で、授業がさほどないことに
いまさらながら気付いた。それでも今学期は疲れる。授業は珍しくすべて出ているからなぁ。
とにもかくにも進級。
明日も朝から授業で帰りは4時ころ。もうすぐ学期が終わる。進級か退学か、決着も着くというものである。



世間では芥川賞直木賞が決まったらしい。
芥川賞なんて「蛇にピアス」とか「蹴りたい背中」の時以来読んでいないけど、久しぶりに読んでみるか。
記者会見でここまで世間に媚びない精神力はすごいと思った。
内容見たら虚勢張った客集めなのか、それとも世間に侵されるのが嫌なのか多少分かるかもしれない。
学期終わったときの楽しみに取っておこう。読んで楽しくも関心もしなかったらどうしてくれよう(笑)。


(追記)


どうやら芥川賞の受賞者は二人らしく、もうひと方は円城さんというらしい。
経歴を見ると物理系でSF大好きな人らしく、森博嗣とか読む人は好きだろうと思われる。(大昔に読んだ記憶がある)
一度も読んだことないけど、円城氏の本は読んでみたい。


Self-Reference ENGINE (ハヤカワ文庫JA)

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